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Candidates Notebook: マイク・マッカーシーと面談
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年1月10日
- 土曜のうちにシカゴから戻ったテッド・トンプソンGMは、日曜日にはほぼ丸一日をかけて49ersのマイク・マッカーシーOC(42歳)の面接を行った。
- ここ数年(セインツでの後半と49ersの1年)はよい成績を収めていないため、今年のHC市場でのマッカーシーの人気は高くないが、Journal
Sentinel紙によるとパッカーズにとっては有力候補の1人とのこと。今のところ、彼との面接の許可を49ersから受けたのはパッカーズだけらしい。
- マッカーシーは1989年から1992年までピッツバーグ大のポール・ハケットHC(元ジェッツOC,現バッカニアーズQBコーチ)の下でウェストコーストオフェンスを学び、その後チーフスのOCとなったハケットについてカンザスシティへ移り、1998年までQBコーチを務めた。
- マッカーシーは1999年にレイ・ローズHCの下で1年だけパッカーズでQBコーチを務めたため、当時ロン・ウルフGMを補佐していたトンプソン現GMにとっては旧知の仲。ロン・ウルフ元GMはPress-Gazette紙のインタビューに対し、その1年でマッカーシーには非常によい印象を受けたと語っている。またマッカーシーはファーヴともよい関係を築いたと言われている。1999年といえば、ファーヴが親指のケガに苦しんだシーズンだ。
- ジャイアンツが敗退したため、今週にもティム・ルイスDC(44歳)との面接を行う見込み。
- 今季は元ルイジアナ州立大HCのニック・セイバンがドルフィンズのHCに就任して9勝7敗の好成績を収めたが、全体的にはカレッジ界からのヘッドコーチ招聘は減少傾向にある。Press-Gazette紙によると、2005年のヘッドコーチ32人のうち、直前までカレッジにいたのはセイバンHCだけで、直前までNFLで(コーディネーターを含む)アシスタントコーチをしていたのが19人、他チームのヘッドコーチだったのが12人とのこと。ブッチ・デイヴィス(元CLE)やスティーヴ・スパリアー(元WAS)のような大物コーチがNFLで失敗したことも大きそうだ。
- カレッジコーチの側がNFLのヘッドコーチ職に躊躇する理由としては、雇用の安定性が挙げられる。カレッジでも有力コーチともなれば年$1ミリオン以上が珍しくなく、実績さえ積めばNFLのように簡単にクビが飛ぶ心配がない。10年以上NFLの同一チームでヘッドコーチを続けているのはビル・カウワー、マイク・シャナハン、ジェフ・フィッシャーの3人だけだが、カレッジでは20年以上の長期政権がいくつもある。一ヶ所に長く住めるのは家庭生活のためにもよく、シーズンそのものがNFLより短く、仕事量が少ない。ペイトリオッツOCからノートルダム大HCとなったチャーリー・ワイスは、「時間に関していえば、こちらはユートピアだよ」と語っている。
- マイク・シャーマンがジェッツHCの有力候補の1人になっていることをニューヨーク各紙が報じている。候補の中にはジム・ファッセルやジム・ハスレットの名前も。