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Notebook: DTグレイディ・ジャクソンのゴールライン守備
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年12月14日
- ライオンズ戦でヒザを負傷したLBブレイディ・ポピンガは、当初の診断どおり前十字靭帯(ACL)の断裂と確認され、これから長いリハビリを闘うことになった。復帰までは8ヶ月から10ヶ月と言われ、来年のトレーニングキャンプ参加もおそらく無理だろう。最近はストロングサイドLBとして着実な進歩を見せ、来季はLBディッグスに代わって先発を任せられるかどうか、試験的な起用が始まったばかり。ポピンガのキャリアにとって大きな痛手となった。
- 自陣ゴール前で何度も持ちこたえたディフェンスの中でも、DTグレイディ・ジャクソンの活躍が最も大きかった。4thダウン1でQBスニークを止めたプレーでは、タックルはLBディッグスに記録されているが、実際にはセンターごと押し込んだジャクソンの功績と言っていい。「チーム・エフォートだが、全てはグレイディから始まったのだ。ガルシアは全く前に進むチャンスさえなかった」とベイツDC。
- 第2Qに38ydsFGをブロックされたプレーは、RGウィリアム・ウィティカーのブロックミスとのこと。さらに2回もフォルススタートを犯したRGウィティカーを、ファーヴがフィールド上で怒鳴りつけたことについて、「QBとしては、それもフィールドでの仕事のうちだ」とシャーマンHCは認めている。「ラン・ゲームではまずまず悪くなかった。確かにペナルティやブロックFGは認められないが、ラン・ゲームでは非常にいい仕事もあった。全ては相対的なもので、対戦相手が非常に優秀なDTたちだったことも考慮しなければならない。だから、ウィティカーのプレーには満足している部分もあるし、そうでない部分もあるということだ」
- 64ydsのTDランを走りきったRBサムコン・ガドーはランボーリープをやろうとしたが体が持ち上がらず、お客さんに支えられてぶら下がるような形になった(写真)。「むしろランボー・スキップって感じだったね。すごく疲れてたんだ」とガドーは笑っている。
- 今季のシンデレラボーイとなったRBガドーに対し、先輩チームメイトも次第に尊敬の念を強くしている。「彼は称賛されるにふさわしい。僕はもうサムをルーキーとは思っていない。彼は入ってきた時から、確固たるものを持った大人だった。フィールド上でもフィールド外でもプロフェッショナルだ。多くの面で、とてもしっかりしている。彼がロッカールームにもたらしたものは大きいし、彼がいてくれることに僕はとても感謝している」
- そのRBガドーのファンブル未遂・セーフティ取り消し事件について、当然のことながらライオンズ側はNFLに強く抗議している。ガドーの行為に加え、問題のプレーではRTタウシャーもホールディングを取られている。エンドゾーン内でのホールディングは自動的にセーフティとなるが、RTタウシャーが明らかにエンドゾーン内で反則したにもかかわらず、審判たちは「エンドゾーンを出ていた」との判断を下した。二重の誤審と抗議するのは無理もない。
- P B.J.サンダーのパフォーマンスについて聞かれたボナメイゴSTコーチは、「5本のうち1本(50yds)はよかった」とひと言。もともと弾道の高いサンダーは、向かい風用に低い弾道のパント(ゴルフと同じ理屈)を練習しているが、練習でできたことがまだ試合でできていない、とのこと。「短かかったパントも、ヒット自体は悪かったわけじゃない。シャンクではなく、(ゴルフで言う)テンプラなのだ。これが9月か10月なら42ydsぐらい飛んでいただろうが、12月では28とか30ydsになってしまう。とにかく向上が必要なだけだ」