過去の記事 |
2005年 >
09月 >
Packers - Buccaneers Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年9月27日
- 「エフォートは攻守ともにすごくよかった。しかし試合を決めたのはこちらのミスだ」とQBブレット・ファーヴ。彼は勝負師としてのメンタリティを抑える必要があるかも、と考え始めているようだ。「僕らには大きなミスは許されない。自分個人に関しても、ディシジョンメイキングはこれまでにないほど正確にしなければ。ウチはミスを取り返せる十分な力がついてはいない。
'95、'96、'97年頃なら今日のような試合でも、サイドラインで見ていて、『逆転は時間の問題だ』と言えたものだ。今はそうではない」
- ランオフェンスの不調に加えWRウォーカーの戦線離脱で、QBファーヴは無理をしてしまっているのではないか、とLTチャド・クリフトン。「もし僕が彼の立場だったら、そうかもしれないからね。彼は自分がチームを引っ張っていかなければ、と感じているだろう。じっさい彼がこのチームのリーダーなのだから」
- 地元メディアには、「WR陣のプレーは非常によく、今回は彼らよりもファーヴの責任」という見方もあるが、「今回もまたWRファーガソンが競り負けてインターセプトを許してしまった」という見方も。
- 今季初のインターセプトを決めたCBアマド・キャロルについて、「(もし勝っていれば)今晩彼を夕食に招いたかもしれない。あのインターセプトは非常にいいプレーだった。あそこでウチはタッチダウンを決めるべきだった。試合を決めるインターセプトになっていたかもしれないのに、できなかった。彼は勝利のチャンスをくれたのだ」とシャーマンHC。キャロルはそれ以外のプレーでも、ミスが少なく反則もなく、内容のいい試合だった。これで、来週トーマスが復帰してもキャロルに先発を続けさせることになるかもしれない。
- ファンブルなのに笛を吹いてしまった誤審について、「彼らは判定を誤った。(先週も同様のプレーがあったので)また新たなファンブルを、ウチのボールだったはずのファンブルを、また1週間かけて説明してくれるだけのことだ。何も覆らない。我々は自分たちのミスの結果も受け入れなければならないのに、他人のミスまで引き受けるのだから厳しい」とシャーマンHCは憮然としている。ベイツDCは、「見誤ったということが、リプレーには表れている。本当に痛いよ。選手たちは必死でプレーした。一丸となって、いいゲームをしたのに」
- 4点差で追っていた第3Q、TB陣24での3rdダウン8、WRテレンス・マーフィは地面すれすれのパスをキャッチしたかに見えたが、ボールが地面に着いたとの判定でインコンプリート。QBファーヴはチャレンジしてくれと訴えたが、それが伝わらなかったのか、どうせ1stダウンに届かなかったのでタイムアウトを失うのは惜しいと考えたのか、シャーマンHCはレッドフラッグを投げなかった。次のプレーで42ydsのFGは失敗。チャレンジが成功して少しでも前に進んでいれば結果は違ったかもしれない。WRマーフィは「自分はきれいにすくい上げた。チャレンジすべきだと思ったけど、決めるのはコーチだから」と振り返っている。
- 第2QにWRドライバーが貰った41ydsのパスインターフェアは、むしろドライバーの方が押しており、どうやら誤審だったようだ。今回の審判の判定は両軍にとってかなり不満の残るものだった。
- DTグレイディ・ジャクソンは第3Q開始からはなぜかラインナップから外れ、後半はわずかしかプレーしなかった。「僕から見れば、自分が出ていないなんてちょっと考えられないよ。コーチたちが何を考えてるのか、まったく分からない。僕に聞かないでよ。前半はほとんど出ずっぱりぐらいだったのに、後半あんなに減らされるのはちょっとおかしい」と本人。
- 第1QにWRギャロウェイに許したTDパスは、ニッケルバックとして出場のCBマイク・ホーキンズの大きなミス。右にQBグリーシーが走ったのを見て、スクランブルで走ってくると判断してギャロウェイをフリーにしてしまった。ベイツDCは、「彼はグリーシーがエンドゾーンにクリアに走れると判断したのだ。基本ルールはカバレッジに留まることだが、QBがワイドオープンにエンドゾーンまで走れると見えたなら、彼を責められない」とホーキンズをかばっている。
- Kライアン・ロングウェルはLSロブ・デイヴィスとのコンビで156回連続でPATを成功させてきたが、157回目は試合を左右する痛恨のPAT失敗となってしまった。「スナップが高くてB.J.(サンダー)のアウトサイドに逸れた。だから彼が大きく体を回して捕った時には、ボールを置く場所の方向感覚を失ってしまったんだ。雨が強くて、僕らは着替える時間があったけど、ロブにはその暇がなく、手を乾かす場所もなかった」とロングウェル。全て自分の責任だと語るLSデイヴィスは、「雨で滑るボールだった。しかし言い訳はしないよ。僕は長い間にさまざまな気象条件の下でプレーしてきたんだ。ライアンがかばってくれるのは感謝してる。でも僕は完璧であるために給料を貰っているのに、今回は完璧じゃなかった」と反省している。ホルダーのPサンダーは、いつもあまりにデイヴィスのロングスナップが安定しているのでそれに慣れてしまっていた、とある意味正直なコメント。
- 4本の決勝FGを決めてヒーローとなった昨季との違いについて、Kライアン・ロングウェル。「こういったことは僕の仕事には付き物なんだ。去年あのようなFGを全て成功させて勝ったことも、我々にとっては綱渡りのようなものだった。気が付いたかもしれないが、僕は去年もさほどには喜ばなかった。逆に今回は、あまり落ち込んでいてはいけないんだ。次の逆転FG成功がすぐそこに来ているかもしれないし、次の失敗が控えているかもしれない」と達観している。
- FBウィリアム・ヘンダーソンは2002年シーズン最終戦以来、34試合ぶりのラッシングアテンプトでファンブルロストしてしまった。「自分がレシーブするのも、ボールキャリーするのも、それはコーチたちが僕を信頼してくれたからなんだ。ボールを正しくハンドリングできなかったことで、チーム全体を失望させてしまったと感じている。もっといいハンドリングは何通りもあったのに」
- 第4QでのRBグリーンの13ydsランは、今季のRB陣では最長のゲイン。グリーンの一発ロングゲインが売り物だったラン攻撃の不振がはっきり表れている。
- ヒザのケガから復帰して今季初先発となったLBナイル・ディッグスは、ほぼ全試合出場したが、時おりレノンが出てディッグスを休ませた。ディッグスはパイルの下敷きになった時に故障箇所を悪化させそうになったが、ニー・ブレイスのおかげで事なきを得た。「これで僕のシーズンが救われたかもしれない」
- 試合前に胸部の痛みを訴えて病院に向かったトム・ロスリーOCについて、「午前に3rdダウンのプランを話し合っていたのだが、彼の顔が赤いのに気が付いて、どこか悪いのかと尋ねた。最初は何ともないと言っていたのだが、10分ほど問い詰めてようやく、胸の痛みがあると彼は言った。去年の心臓発作とよく似た痛みだと」とシャーマンHCは説明している。チームドクターの診察を受けさせたあと、すぐに救急車で病院へ。しかし検査の結果問題なしとして、第2Qの終わりにロスリーOCはランボーフィールドへ帰ってきた。「突然(いつものボックス席から)ヘッドフォンで彼の声が聞こえてきた。『こっちはどうなってる?
俺は大丈夫』と彼が言うから、『本当か? 』 『本当だ』 『本当に許可が出たのか?』というやりとりだった」
- 先週起用法に不満を表明したSアール・リトルは、ダイムバックとして出場したがタックルゼロ。
- WRドライバーは足首を痛めていったん退場したが復帰している。
- パッカーズのターンオーバーレシオはなんと-8で、現在NFL最下位。
- ヒューストン出身のWRロバート・ファーガソンは、今回テキサスを襲ったハリケーンから避難させるため、両親や兄弟など多数のファミリーをグリーンベイに招き、週末をともに過ごしている。