グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年7月 7日
- WRジャヴォン・ウォーカーは入団した2002年に5年契約を結んでいる。まだ契約が2年残っているが、昨季の大活躍(1382yds)をタテに契約延長を求めてホールドアウトに入っている。すでに2回のミニキャンプを欠席しており、次の注目はトレーニングキャンプ開始時に合流するかどうか。少なくとも表向きには、パッカーズ側は交渉に応じる様子を全く見せていない。
- 今春FAとなるはずだったTEババ・フランクスは、パッカーズからトランジション・プレーヤー(用語集参照)に指名された。獲得に乗り出すチームは現れず、移籍の目は消えたが、$2.095ミリオンの1年契約のオファーに本人はまだサインしていない(未契約のためミニキャンプ出席の義務はなし)。本人が長期契約を望むのは無理もないところだが、実力的にはWRウォーカーよりも立場は弱く、キャンプまでにはしぶしぶサインして合流するかも。
- DTグレイディ・ジャクソンは2003年12月に総額$2.31ミリオンの2年契約を結んだため、今年が契約最終年となる。本人は契約延長を強く望んでおり、このほど代理人をドリュー・ローゼンハウスに代えた。ホールドアウトなど、どれほど強い態度に出るのかはまだ不明だ。体調が問題なければ間違いなくディフェンスのキー・プレーヤーの1人だが、フロントが契約延長に乗り気でない理由はやはりケガのリスク。巨体を支えるヒザに爆弾を抱えており、シーズン16試合を乗り切るのはまるで綱渡りだ。
- ほかに来春FAとなる主な選手は、RBグリーン、FBヘンダーソン、RBダヴェンポート、Cフラナガン、DEキャンプマン、Kロングウェル。その他、1年契約の選手たちも当然FAとなる。
- おそらく今季終了までに、上記のうち複数の選手と契約延長交渉をしていくものと思われる。現在パッカーズのサラリーキャップには、ルーキー全員と契約した上で$1.6ミリオンほどの空きがあり、それなのにFA補強に消極的なのは、来年FAとなる中核選手たちとの再契約に使おうとしていると推測できる。また、RBグリーンと契約延長できればさらに今年のキャップの空きを増やせるはずだ。