グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年5月24日

ドラフト指名選手紹介 5: OLBブレイディ・ポピンガ

 4巡24位 LB ブレイディ・ポピンガ Brady Poppinga
Brigham Young Senior 6-3(191cm) 259lb(117kg) 40yds/4.72秒 1979年9月21日生

経歴 : ワイオミング州エヴァンストン出身。高校ではMLBとTEとして活躍し、オールステートにも選ばれた。2年間の海外生活を経て、2001年からブリガムヤング大でプレー。2年目には主に控えDE(先発2試合)ながら8サックを挙げた。3年目に先発右DEに昇格し55タックル、5サックを記録してオールMWCの1stチームに選出。左アウトサイドLBにコンバートされた4年目には79タックル、6サックを挙げ、2年連続でオールMWCの1stチームに選ばれている。

Strengths : スピードやクイックネスはまずまず。"High Energy guy" であり、笛が鳴るまで決して手を抜かない "Non-stop motor"を持っている。タフでアグレッシブ。クイックで捕まえにくいパスラッシャーで、パスートが非常によい。手の使い方がよく、ブロッカーをかわすのが上手い。ラン/パスの判断が良い。横方向の動きがよく、体勢を低くできる。コンバインの時の40yds走は4.72秒だったが、別のワークアウトでは4.60秒を出しているらしい。

Weakness : DEなのかOLBなのかどっちつかずの"Tweener"タイプ。DEとしてはややサイズやパワーに欠け、OLBとしてはややアスレティシズムに欠ける。パスラッシュ能力があるので3-4隊形のOLBに向いているが、そうでないパッカーズで使い道があるのか。守備範囲はあまり広くなく、パス守備での動きが固いこともある。すでに25歳。

メンタル面 : 真面目なハードワーカーであり、規律がしっかりしていてインテリジェント。精神面は申し分ない。海外布教で苦労したことや、妻子を養う責任を果たしてきたことで、ルーキーとしてはかなり成熟している。

指名の経緯 : 特にポピンガとは関係ないが、テッド・トンプソンGMも、カレッジスカウト部長のジョン・ドーシーも、現役時代はLB兼スペシャルチーマーだった。LBを見る目は確かだと期待したいところ。

パッカーズにとって : ストロングサイドLBとして使う予定。コンバインの時は259ポンドだったが、パッカーズ公式サイトではLBらしい247ポンドとなっている。パッカーズの両アウトサイドLBは定まっていないが、先発経験豊富なディッグス、ネイヴィーズ、新加入のトンプソンが争っていて、ルーキーがそこに加わるのは難しそう。手薄なパスラッシュDEとして活用する可能性もある。スペシャルチーマーとしては即戦力だろう。

etc. : 彼はモルモン教徒(ブリガムヤングはモルモンの大学)で、1998年から2年間、ウルグアイで布教活動をしていた(2年間の海外布教はよくあるパターン)。「家族や友人から離れての暮らしで、僕にとって最もつらい経験だった。そこで学んだのは、自分がいかにフットボールを愛しているか、だった。引き離されてみるまでは、自分にとってどれだけの意味を持つのかは理解できないものだ」

父デニスも同じくBYUでTEをプレーし、兄のケイシーもユタ州立大でTE、弟のケリーはBYUでLBをしているフットボール一家。すでに2002年に結婚し、子供が1人いる。

カテゴリ : Draft, Player