グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年5月23日

2年目のDTドネル・ワシントン

若手ディフェンシブ・ラインマンの中で、最も成長が期待されているのが2年目のDTドネル・ワシントンだ。ある程度即戦力を期待される3巡指名入団でありながら、足のケガのため、開幕前にインジャリー・リザーブ入りして1年目は終了。シーズン半ばには復帰できるケガだったが、「しっかり体を作れ」というチーム首脳の考えだったようだ。その期待通り、11月に全快した彼は、ウェイトルームに通いつめてトレーニングに励んできた。

「自分が期待したような1年目ではなかった。初めからやり直しだ。今年が自分にとってのルーキーシーズンだ」とワシントン。1年間の我慢は無駄ではなく、最近のミニキャンプでは良い動きを披露している。 「去年入団した時、自分では体は出来ていると思っていた。しかし、プロで成功するにはもっとずっと頑張らなければならない、ということにすぐに気が付いた。1年を棒に振ったことで、僕はよりハングリーになった。結果として、よりよい選手になれると思う。この1年でたくさんのことを学び、その経験のおかげで、今年飛躍するための準備ができた」

今年になってから入団したロバート・ナンDTコーチは、「彼はいろいろなことにしっかりと取り組んできた。我々が求めたことは全てこなし、それ以上のこともしてきた。彼よりハードに頑張ってきた者はいないよ。彼は、あのサイズにしては信じられないほどクイックだ」と語っている。ジム・ベイツDCも、「着実に成長してきた。彼はルーキーのようだ。昨年は働けなかったが、今はしっかり体ができている。今後も成長を続け、ポジションを学んでいくことが必要だ」

パッカーズのDT陣は、グレイディ・ジャクソンはヒザに爆弾を抱え、クリディアス・ハントは怠け癖がたたって解雇の危機にある。ワシントンは彼らの先発の座をプッシュし、悪くてもローテーション起用の一角に加わることが期待されている。「自分はきっとローテーションには入れると思っている。スターターになるのが常に目標だ。今年そうなれなくても、チームに貢献はできると思う」

パッドを着けずフルコンタクト練習のないミニキャンプでは、特に攻守ラインマンの真価はなかなか分かるものではない。ナンDTコーチは、ワシントンがスターターとなれるかどうか、まだ話す時期ではないとしながらも、非現実的な話ではないと認めている。「正直言って、パッドを着けた練習を見るまでは何とも言えない。しかし今のところ、彼はできる限りの努力をしている」

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