グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年5月 2日

ファーヴは自宅でトレーニング中

昨季終了後に首脳陣とブレット・ファーヴは、これまでで最高の体調で2005年シーズンに臨もう、と話し合った。その方針に沿って、ファーヴをミシシッピの自宅に置いてリラックスさせながら、個人トレーナーについてトレーニングに取り組ませることに決めたのだシャーマンHCは言う。すでに先週火曜日から、そのワークアウトプログラムはスタートしている。「彼を最高の体に整える必要がある。若くなることはないわけだからね」

「ミシシッピで今ごろ彼は、歩くこともできん、と泣いているよ。木曜にダレル(ベヴェルQBコーチ)が連絡を取ったら、そう言っていたそうだ。かつてなかったような筋肉痛を感じている。これは良いことだ」とシャーマンHCは笑っている。「彼はいままであまりストレッチング・エクササイズや体幹部のトレーニングはしてこなかった。だからこうすることで、長い目で見れば彼のキャリアをより長くすることになると期待している」

若い頃はオフも熱心にトレーニングを積んだファーヴだが、ベテランになってからはマウンテンバイクなどによるコンディショニングに重点を置いてきた。今回のプログラムでは、腹部・腰・骨盤といった体幹部の強化に力を入れている。「しかし、ドリルからドリルへノンストップで移っていくので、結果として心肺機能も強化されることになる」とベヴェルQBコーチは説明する。「彼の体が緩んでいる、というわけではない。しかしこの強化によって、彼のプレー能力もアップさせると思う。昔のように、ヒットを恐れずにランでヤードを稼げたり」

「ボールを投げる時の体の回転力や、ヒットを受ける時の、体幹部の各パーツの強さを増すことができる。どこか弱いところがあると特定の場所に負担がかかって筋肉を傷めやすい、そんな年齢に彼もさしかかっているからね」とシャーマンHC。5月途中からファーヴは軽いパスを投げ始める予定だが、6月のミニキャンプに彼を参加させるかは未定とのこと。

今回のミニキャンプを欠席させた決断について、ジョー・モンタナの経験を伝え聞いたことが理由の一つだ、とシャーマンHCは明かしている。「モンタナが引退を選んだ理由の一つはミーティングや練習のことだ、という話を聞いたのだ。私はファーヴに飽きてしまってほしくない。常にやりがいを感じていてほしい。決まりきったこと、と感じてほしくない。彼は、まるで初めての試合のように(活き活きと)プレーする。ミニキャンプのために、その新鮮さを奪いたくないのだ」

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