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Minicamp - Day 3: ルーキー合流
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年5月 1日
- ミニキャンプ3日目はルーキーが合流。ドラフト指名11人、ドラフト外10人の合計21名の参加により、一気に大所帯となった。前日夜に集合したルーキーたちは、朝早くからフィジカルチェック、用具合わせ、簡単なポジション・ミーティングをこなし、10時半からの練習に参加。めまぐるしいことこの上ない。(練習前写真・練習写真)
- 1巡指名のQBアーロン・ロジャースには非常に大きな注目が集まる。かなりタイトなスパイラルで、球速は期待以上、コントロールもまずまず。インターセプトはなかった。ろくにプレーブックも頭に入っていない初日としては上出来、と報道陣もコーチ陣も評価している。「私が思っていたよりさらにいいね。彼が手に入って本当に嬉しいよ。肩も予想より強かったし、リリースも信じられないぐらいクイックだし」とロスリーOC。シャーマンHCは、「言うまでもなく、ウチのオフェンスを彼に教え込んでいくのは長い道のりだ。しかし今日は、入ってすぐだというのに良いプレーだったと思う」
- しかしロジャース本人は正直で、自分でも何をやっているかわからなかった、と告白している。「今日はまるで『ヘッドライトに照らされた鹿』みたいな気分だった。先は長い、学ぶべきことはたくさんある、ということを理解したよ。まだ初日だけど、完璧主義者であり、全てのダウン、全てのプレーで最高でありたい自分としては、苛立たしかった」 「(ドラフトまでは)くだらないことが長いこと続いてきた。政治活動や選挙戦のように、進んでメディアの前に出なければならなかった。こうしてただプレーするだけ、というところがいいね。それが自分の一番得意なことだし」
- 昨日の記事で書いたように、QBロジャースがホルダーをやってくれれば理想的。サイドラインでわずかな練習をしただけでロジャースはスペシャルチーム練習に投入され、KロングウェルはFG4本中3本成功。1本はホールドが悪かったために失敗。いきなりとしては、まずまずの出来だ。大学時代は、試合では一度もホルダーをしなかったが、練習は毎日していたらしい。「実際ウチとしても、ホルダーとして彼を1巡指名したわけじゃないしね。それでも、彼ならやれると思う」とボナメイゴSTコーチ。
- 5巡指名のCBマイケル・ホーキンスはアリーナリーグ経由のため、11人でやるフットボールは2年半ぶりとなる。かなりスリムだがスピードは評判どおり。QBノールのパスをインターセプトするという最高のスタートで報道陣の注目を集めた。しかし午後の練習の最後で脚のどこかを少し痛めた様子。
- 2巡指名のS/CBニック・コリンズもミドルへの長いパスをきれいに叩き落す好プレーがあった。
- 6巡指名ルーキーのDEマイケル・モンゴメリーは、スピードのみでOTケヴィン・バリーを抜き去ったり、アジリティ・ドリルでも鋭い動きを見せた。
- 今日もOL対DLの小競り合い。11on11のドリルの際、LGクレムとDTリーが熱くなってつかみ合いとなった。ある記者によると、クレムがかなり良いパンチを数発ボディーにお見舞いし、サイドラインからでも音が聞こえた、とのこと。
- 参加義務付けの日が来てもやはりWRジャヴォン・ウォーカーは現れず、正式にホールドアウト突入となった。本人はコメントの中で、あくまで契約延長を求めていく意図を明確にしている。今春は多くのチームで、大型契約を求める有力選手たちに「ミニキャンプ不参加病」が蔓延している。「非常に失望している。他の誰もがそうだろう」とシャーマンHC。労使協約によって、1日につき最大$1000ドルの罰金を、チーム側は科すことができる。
- 父親の心臓発作のために、ここまで欠席していたFBウィリアム・ヘンダーソンがチームに合流。幸い、病状は安定しているとのこと。69歳の父エドワードは引退生活から建設の仕事に復帰しようとしたところで発作に見舞われたらしい。「親父はワーカホリックでね。それが僕にも受け継がれたんだな」
- 2巡指名のS/CBニック・コリンズは、名選手リロイ・バトラーの背番号36番を着けることになった。そのことについて聞かれたバトラーは、数秒間黙ったあと、「ノーコメント」とひと言。永久欠番になるほどではないと分かっていても、ルーキーに簡単に与えてしまったことに少し不満がある様子。2人とも同じ2巡指名での入団。
- 同じく背番号の話題。QBロジャースはKロングウェルの8番を欲しがっているが、しかしロングウェルにも強い愛着があり、簡単に譲るつもりはないようだ(数万ドルで譲ることが多い)。2人ともカリフォルニア大の出身で、ロングウェルは大学で4番(パッカーズで着けられるはずがない)、ロジャースは8番を着けていた。「オファーは広く受付中だ。ロジャースは頑張って良いホルダーになれば僕が値を下げると思ってるかもしれないが、そうはいかないよ」とロングウェルは笑っている。