グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年4月 5日

ニーズ分析 オフェンス編 1

ドラフトまであと3週間を切ったので、ここでパッカーズのドラフトでの(FA補強のポイントも同様だが)ポジション別のニーズを分析してみる。RFA選手とは全員再契約できるものと仮定する。

QB クォーターバック

今年もまた、「ファーヴの後継者」探し。ピダーソンが引退し、残っているのはクレイグ・ノールとJ.T.オサリバン。この2人は年齢(25歳)・実績ともにほぼ互角で、今年の夏は2番手QB争いをすることになる。ドラフト2巡指名権が2つあるので、QBを上位指名する可能性は十分あるが、ディフェンスの補強は急務で、QBを1巡指名している余裕はないのではないか。どの順位で獲るかは、ノールやオサリバンの可能性をどれぐらい評価しているかにもかかってくる。

ロースター枠は通常3人。ドラフトでQB指名があれば、ノールとオサリバンのうち敗れた方が放出されるだろう。ドラフト指名がなければ、ファーヴ、ノール、オサリバンの3人で開幕を迎える可能性が高い。

RB ランニングバック

ダヴェンポートとフィッシャーがともに1年の契約延長を済ませたことで、今年もアーマン・グリーン、ダヴェンポート、フィッシャーの3人で行く可能性が高まった。今年に関しては補強の必要はなさそうだが、来年は3人(グリーンはその前に契約延長するかも)とも契約が切れるのが不安材料だ。それに備え、ドラフト中位以降で1人指名し、例年よりも1人多い4人体制でシーズンを迎えるかもしれない。リターナーが兼任できれば理想的。

FB フルバック

ヘンダーソンが33歳にして初プロボウル出場を果たし、衰えるどころかますます元気いっぱい。ルーチーもやや不安定ながら十分スターターが務まる実力がある。ヴォンテ・リーチもドラフト外ルーキーながら昨季後半にはロースターに昇格したように、将来性は十分。ロースター枠は通常2人で、ドラフト指名の必要はなさそう。

WR ワイドレシーバー

ウォーカー、ドライバー、ファーガソンの3人は期待通りに成長してきたが、その後のデプスが物足りない。この3人をいじる気が首脳陣にないのがみえみえのため、この2年ほどはFA選手もグリーンベイには寄り付かない。パントリターナー兼任のチャットマンは、昨季は4番手WRとしても成長を見せ(22回246yds)、時おり良いプレーを見せた。しかしチームとしては、パントリターンも含めて控えWR陣をアップグレードしたいところ。下位指名が予想される。

カテゴリ : Draft