グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年2月 9日

ジム・ベイツ新DCの記者会見から

2週間ほど経ってしまったが、ジム・ベイツ新DCの、就任直後の電話による記者会見から。

ディフェンスのフィロソフィーについて

最も大事なのは、堅実で、基礎のしっかりしたチームを作ることだ。優秀なテクニックを持ち、オープンフィールドタックルに優れ、フットボールに群がる(ギャング・タックリングのこと)チームだ。約束しよう、基礎、テクニック、タックルに集まること、そしてタックルのしっかりしたチームにすることを。

選手との関係について

私は非常に情熱的にコーチする。 コーチの側が選手の進歩を助けようと真摯に努力しているとわかれば、選手の方もコーチを助けてくれる。全面的な敬意が生まれるのだ。私はこれまで、どのチームでもそれを勝ち得てきたと思う。マイアミ・ドルフィンズの全ての選手たちとも、そのような関係が築けたと思っている。

LBバーネットのコンバートはあるのか

彼はカレッジの時には、3つのポジション全てがこなせるように見えた。ドルフィンズで彼を指名するとしたら、MLBザック・トーマスがいたから、ウィークサイドとしてだっただろう。しかし(ドラフトの準備の際に)テープで見た限り、ドルフィンズの4-3ディフェンスでなら、どこでもできない場所はないように思った。LB陣のどこに補強が必要かは、これから調べていかなければわからない。

グリーンベイの陣容を見ると、(DLの)中央にしっかりしたビッグ・ガイたちがいる。私が5年間一緒にやってきたザック・トーマスは、試合前の金曜にチェックしたらわずか223ポンドだった。小さすぎる、と人々はいうかもしれないが、いまどき大型で素晴らしいLBを探すのは大変なのだ。ペイトリオッツは珍しくLBのサイズに恵まれているが。毎年ドラフト候補選手を調べていても、体重250ポンドのLBで40yds走を4.7秒や4.6秒で走る選手などそういないのだ。だから我々はスピードとアスレティシズムに頼り、フロントラインにはビッグ・ガイを並べ、優秀なDEたちにプレーさせた。LBについては非常にフレキシブルだった。

パッカーズを選んだ理由について

(パッカーズの素晴らしい伝統やシャーマンHCの手腕を称賛したあと)  自分の力を証明しようとハングリーな若い選手がディフェンスに多いこと。それにウィスコンシンでは釣りも楽しめる(湖が非常に多い)。スズキなどを釣るのが私は大好きなのだ。妻の家族もウィスコンシンにいるし。パッカーズの他にも5つの候補があったが、グリーンベイでのチャンスに勝るものはなかった。

いつかまたNFLでヘッドコーチをやりたいか

もちろんだ。(ドルフィンズでの暫定HCの経験は)これまでの人生になかったほど楽しむことができた。マイアミ・ドルフィンズでの最後の7週間は、あの選手たちとともに、忘れられない思い出になった。17人もの選手がインジャリー・リザーブ入りし、残りの選手たちではどうにもならない、とウチは見限られていた。しかし選手たちはそれをはね返してハードにプレーし、練習し、集まって結束した。目標を持ってプレーしていた。彼らのことは決して忘れない。あの経験は決して忘れることなく、これからも大事にするだろう。もしまたヘッドコーチをするチャンスが来たら、私はきっと飛びつくだろう。

選手たちをモーティベートすることについて

これまでどのチームでも、私はそのような役割を担い、選手たちはより頑張ってプレーしてくれた。パッカーズでも、それを引き出していくつもりだ。我々は選手の素晴らしいプレーや、最高の努力を引き出し、ファンを楽しませる。グリーンベイではファンがより近くで見守っているから、彼らがグリーンベイ・パッカーズのディフェンスを見るのを誇りに思うようにするつもりだ。それは約束しよう。

パッカーズのディフェンスを向上させるという挑戦について

NFLでは、10試合勝つというのは大変なことだ。もしディフェンスが向上し、若手選手がより結束して、よりハードに、堅実なタックルなどしっかりしたテクニックでプレーすれば・・・12、13、14勝できない理由はない。

カテゴリ : Coach/Front Office