グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年1月28日

アシスタントコーチの動向

ディフェンス改革に伴うコーチ陣の入れ替えが進んでいるが、ジョニー・ローランドRBコーチの退団も決まったようだ。これにより、DLコーチ、DBコーチ、RBコーチに空きができたことになる。新たなコーチ候補を含めて、動向を以下にまとめてみる。

ボブ・スロウィック元DC

ディフェンシブ・コーディネーター職を解任されたスロウィックは、ジム・ベイツ新DCの下で働く選択肢も提示されていたが、退団が決定的となった。ブロンコスのシャナハンHCからの誘いがあり、正式な話し合いはまだだが、スロウィックは心を決めているようだ。Press-Gazette紙もJournal Sentinel紙も、「ブロンコスにほぼ決定」というニュアンスで報道している。

2003年春には、同じくブロンコスが彼をDCとして獲得しようとしたが、パッカーズはアシスタント・ヘッドコーチという肩書き(とそれに伴う昇給)を加えることによって引き留めた経緯がある。

ジョニー・ローランドRBコーチ

昨年、パッカーズに加わったばかりのローランドRBコーチ。Journal Sentinel紙によると、RBコーチに空きのできたセインツに移ることにすでに本人は同意した、とのこと。ローランドに近い情報筋は、彼とシャーマンHCの関係がうまくいっておらず、この移籍は両者にとって望ましいことかもしれない、と述べている。また別の情報筋は、彼のwork ethicについてパッカーズ側は不満を持っていた、とも語っている。

カート・ショッテンハイマー元DBコーチ

一番早く解任されたショッテンハイマーDBコーチだが、その日のうちにラムズのマーツHCから声がかかり、ラムズのDBコーチとなることが正式に発表されている。

レイ・シャーマンWRコーチ

家庭の事情でフロリダでの仕事を望んでいるレイ・シャーマンWRコーチだが、有力視されていたドルフィンズのセイバン新HCは、元ヴァイキングスのチャーリー・バゲットをWRコーチに選んだ。そのため、彼がパッカーズに残留する可能性はまだ残っている。

候補 ボブ・サンダース

ディフェンスのどのポジションとなるかは不明だが、元ドルフィンズのボブ・サンダースがベイツについてパッカーズ入りすることが有力視されている。ドルフィンズで過去4年間にわたってLBコーチを務め、力量は高く評価されているようだ。ただし、パッカーズのLBコーチはマーク・ダフナーが留任する見込みで、とするとサンダースはDLコーチかDBコーチのどちらか、ということになる。

候補 ロバート・ナン

Journal Sentinel紙によると、DLコーチの有力候補。彼もドルフィンズではベイツDCの下で働いていた。2002年まではアシスタントDLコーチを務め、2003年にはレッドスキンズでDLコーチ。スパリアー政権が解散すると、昨年はマイアミに戻って"volunteer assistant"として働いていた。

候補 ライオネル・ワシントン

Press-Gazette紙によると、DBコーチの最有力候補。レイ・ローズ政権の1999年から、パッカーズでアシスタントDBコーチを務めてきた。NFLでDBとして15年のプレー経験あり。昨年、「なぜ彼をDBコーチに昇進させないのか」というのが、CBマッケンジーの不満の種の一つだった。

その他候補

ジム・ベイツDCが就任する少し前、アーカンソー大のトレーシー・ロッカーDLコーチや、ブラウンズのアンドレ・パターソンDLコーチにパッカーズ側は興味を示していたが、現在では上記のサンダースやナンの方がずっと有力になっているようだ。

カテゴリ : Coach/Front Office