グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年1月14日

シアトルのテッド・トンプソンがGMの有力候補

新たにGMを外部から招く場合、現シーホークスのテッド・トンプソン(Vice President/Football Operations)をトップ候補とボブ・ハーラン社長は考えている、と複数の地元メディアが報じている。どの記事も「複数の情報筋が語った」としており、情報の確度は高そうな雰囲気だ。

テッド・トンプソンはもうじき52歳。アトランタに生まれ、サザン・メソジスト大を卒業。1975年から84年までオイラーズでLBとしてプレーし、引退後はいったん投資ビジネスの世界へ。ロン・ウルフGM/ホルムグレンHC体制が発足した1992年に、プロ人事副部長としてパッカーズのフロントに加わった。早くも翌93年にはプロ人事部長に昇進し、1997年には"director of player personnel"に。1999年にホルムグレンとともにシアトルに移り(シャーマンもこの時OCとしてシアトルへ)、それ以来、副GM格で仕事をしている。ホルムグレンHCが最終決定権は保持しているが、ドラフト戦略はトンプソンが主に担当しているらしい。

この経歴が示すとおり、トンプソンは現パッカーズ首脳と強いつながりがあり、シャーマンHCらと協調していくのに問題はあまりなさそうだ。Journal Sentinel紙によると、FAよりもドラフト重視のチーム作りを好む、とのこと。シーホークスとの契約は今年の6月まで残っているが、全権GMとしてのオファー(つまり現職から見て昇進となる)であれば、シーホークス側は移籍を妨げることはできない。(そういうものらしい)

シャーマンHCをGMのまま留任させ、亡きマーク・ヘイトリー副社長の後釜をこのトンプソンとする、という可能性もなくはない。

カテゴリ : Coach/Front Office