グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年12月14日

LBバーネット: セレブレーションは父のため

LBニック・バーネットは先週のイーグルス戦で、大敗だというのに好タックルを決めただけで派手なセレブレーションを繰り返し、解説者や地元記者からも批判的な声が上がっていた。今週もそれは続き、ホームの観衆からブーイングが出るほどだった。なぜ彼はこのようにしているのか、バーネット本人が初めて重い口を開いた。彼は、イーグルス戦が始まる直前に、父ががんで亡くなったことを聞かされたのだ。

「先週の試合では、ちょっと興奮し過ぎたというのはわかってる。でも父を亡くしてプレーしようとしていたんだ。(あの惨敗の中では)申し訳なかったとは思う。でも、いいプレーをするためには気持ちを昂ぶらせなければならなかった。家で見ている家族のためにもね」

今回のライオンズ戦でQBハリントンをサックした時、自分のセレブレーションにブーイングが出たことには驚いたとLBバーネットは言う。「あの時点では0-10だった。でもたいした点差じゃない。僕はディフェンス全体を盛り上げようとしたんだ。だからあのドライブでフィールドゴールを決められなかったんだしね。ディフェンスは僕にそれを望んでる。自分に言えるのは、ファンたちも同じように盛り上げてほしいってことだよ」

父レナードは79歳で亡くなった。LBニック・バーネットは父が56歳の時に生まれた計算になる。「父は、僕に一度もホントの年齢を言ったことがないんだ。いつも若いふりをしていた。23年間にわたって、『自分は50歳だ』と言い続けてた。本当だよ。『いったいいつになったら映画の高齢者用パスを貰えるんだい』って僕が聞くと、『オレはまだ50だ』って言うんだ」

スポーツに興味のなかった末っ子のニックを、フットボールに導いたのは父だった。「今週は、元の自分に戻るための試合だったんだ。長い1週間だった。なんとか仕事に集中することで気を紛らわせていたよ。ハードにプレーすることが父を称えることになるんだと、一生懸命フットボールに集中した。父は今も上からゲームを見ている」

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