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Packers 16 - 13 Lions
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2004年12月13日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Lions (5-8) |
3 |
10 |
0 |
0 |
13 |
Packers (8-5) |
0 |
0 |
10 |
6 |
16 |
試合開始時の気温は1℃。強い風がスタジアム内を巻くように吹き、ときおり雪が降る悪条件のなか、両軍ともパスオフェンスに苦しんだ。前半はパッカーズオフェンスが大不振でほとんど1stダウンさえ取れず、ライオンズは常にフィールド中央付近からの攻撃。RBケヴィン・ジョーンズの活躍などでライオンズが13点リード。しかし後半は流れが変わり、攻守ともパッカーズのペースとなった。パスオフェンスが調子を取り戻し、さらに第4Qには風が追い風となってスペシャルチームが圧倒的に有利。最後は相手パンターのミスを活かし、時間をほぼ使いきってKロングウェルがFGを成功させた。
第1Q。最初のドライブは自陣に攻め込まれるもパントで留めたパッカーズディフェンスだが、次のドライブは反則を立て続けに取られてレッドゾーンに攻め込まれ、なんとか3点で逃れる。その間オフェンス陣は1つも1stダウンが取れず、3回続けて3&アウト。パッカーズは強い向かい風でパントが飛ばず、ライオンズは毎回フィールド中央付近からの攻撃。
第2Qに入ったところで、ついにライオンズはRBケヴィン・ジョーンズが24ydsのDTラン。パッカーズは少しずつ1stダウンが取れるようになるが、得点圏には進めない。ライオンズはRBジョーンズの31ydsランとQBハリントンの17ydsスクランブルなどで3点を追加し、13-0でハーフタイムへ。
第3Q最初のパッカーズのドライブは、ライオンズ守備陣の反則のオンパレード。ラフィングザパサー、ホールディング、15ydsフェイスマスク、アンスポーツマンライクコンダクト、オフサイドで合計55yds。パッカーズはTDこそならなかったものの簡単に3点。ライオンズが3&アウトのあと、パッカーズはフィッシャーとRBダヴェンポートのランなどで敵陣に進み、最後はWRドライバーが23ydsパスを見事にキャッチしてタッチダウン。
第4Qに入ったところで、FSシャーパーがダイビングINTを決めたかに見えたが、レビューの結果、パスインコンプリートに。ともかく、このクォーターには1回しか1stダウンを許さなかった。Pバーカーの(追い風に乗った)64ydsパントで大きくフィールドポジションを取り戻したパッカーズは、WRドライバーへの39ydsパスなどで3点を挙げ、あっさり同点に。ディフェンスの頑張りと相手パンターのミスキックで、残り3分27秒でDET陣42から攻撃のチャンス。RBグリーンのランとFBヘンダーソンへの11ydsパスでFG圏内に進み、2ミニッツ明けにWRウォーカーへの10ydsパスが決まってFG確実圏内に入る。ランで時間を使い切り、残り5秒で23ydsのFGが成功。残り2秒から、わざと短いキックオフを蹴ってすぐにタックルし、試合終了。
- QBブレット・ファーヴは19/36、188yds、1TD。前半はわずか3/15、28ydsで、後半は16/21、160yds。前半の不振はQBファーヴの不調もあったが、レシーバーとの意思の疎通の問題、それにパス落球も多かったようだ。被サックは1。
- RBアーマン・グリーンは23回76yds。パスキャッチ5回20yds。第5週のタイタンズ戦以来ファンブルロストなし。ルーキーのCウェルズと相手の強力DTということもあって、ショートヤーデージを止められる場面が目立った。その代わり、RBダヴェンポートとフィッシャーは合わせて5回32ydsと効率が良かった。
- WR陣ではWRドナルド・ドライバーの4回87ydsが最高。悪天候のためダウンフィールドへのパスはなかなか決まらず、パス成功19回中12回が、TE・RB・FBに通したもの。
- 悪天候にも助けられてパス守備が大健闘し、QBハリントンは前半3/12、20yds。後半も2/10、27yds。前半はオフェンスとスペシャルチームの不振もあって、毎回のようにGB陣に攻め込まれたが、13点に抑えたのはパッカーズのディフェンスとしては踏ん張った方。テキサンズ戦と同じく後半を無失点に抑えた頑張りがオフェンス陣の逆転劇を呼び込んだ。
- ラン守備は、RBケヴィン・ジョーンズに前半だけで23回118yds、1TDを許したが、後半は10回38yds。
- サックはDEカビーア・バジャ=ビアミラとLBニック・バーネットが1つずつ。
- トータルヤーデージはGB301yds、DET228yds。前半はGB78yds、DET155yds。後半はGB223yds、DET73ydsと完全に逆転した。
- タイムオブポゼッションは、前半はGBの10分07秒と圧倒されていたが、終わってみれば29分29秒とほぼ互角に。
- 1stダウン回数は、前半はGB4回、DET13回。後半はGB16回、DET4回。
- 反則の多い試合。パッカーズは前半だけで反則6回74ydsと、特にディフェンス陣が痛い反則を取られまくったが、後半は3回20yds。ライオンズは前半は2回10ydsだったが、終わってみれば10回85yds。後半冒頭のパッカーズの攻撃では、1ドライブでライオンズの反則が5回55yds。特にアンネセサリーラフネスとアンスポーツマンライク・コンダクトで合わせて30ydsも進ませてくれたは大きかった。
- Kライアン・ロングウェルは、HOU戦、MIN戦に続く、今季3回目のサヨナラFG(今回は最後に2秒残ったので本当のサヨナラではないが)。悪天候のため、スナップやホールドのミスに備え、5秒残して蹴らせたものと思われる。
- パンターにとっては悪夢のような天候。敵陣レッドゾーンへ落とす短いパントを除いても、パッカーズのPバーカーは、23yds、25ydsというパントがあり、ライオンズのPハリスはDET陣23から19ydsしか飛ばないパントが決勝FGにつながった。Pバーカーは追い風とラッキーバウンドに助けられた64ydsパントもあった。
- ケガ人は以下の通り、あまり大きなものはなかった模様。代役先発のLBパリス・レノンが左肩を痛めて第2Q途中で退場したが、次のドライブから復帰。DTクリディアス・ハントは前半終了直前に負傷していったん退いたが、後半には復帰している。
- Cグレイ・ルーガマー(足首の捻挫)は控えに回り、Cスコット・ウェルズが初先発。
- LBナイル・ディッグス(腎臓の打撲)が欠場し、LBパリス・レノンが先発出場。
- OTケヴィン・バリーが欠場のため、彼がエクストラTEとして入る"U-71"フォーメーションではOTブラッド・ベデルが登場。
このあたりもRBグリーンのランがイマイチだった要因か。
- アクティブ登録から外れたのは、OTバリー、G/Tモーリー、DTコリン・コール、DE/DTコーリー・ウィリアムズ、LBディッグス、CBクリス・ジョンソン、Pサンダー、そして第3QBオサリバン。