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Camp Notebook: CBホーソーン不振
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2004年8月31日
- ロースター枠を65人に絞り込む第1次ロースターカット。パッカーズは13人を解雇し(下表)、OTカーティンをインジャリー・リザーブに入れ、CBクリス・ジョンソンをPUPリストに入れた。
- 今回の65人枠は、NFLヨーロッパ派遣選手は例外扱いされるため、現在のパッカーズのロースターは、9人のNFLヨーロッパ派遣選手を含めて総勢74人。
- 金曜日にプレシーズン第3戦を終えたパッカーズは、予定を変更して土日を連休とし、月曜日から練習を再開する。
- QBティム・カウチはヒジの痛みのためジャガーズ戦は欠場した。ケガそのものよりも、これまでのキャンプ・プレシーズンゲームでの不甲斐ないプレーぶりのため、解雇の可能性が現実味を帯びてきた。解雇の場合、契約ボーナスの$625,000ドル分が、"Dead
Money"となる。
- QBダグ・ピダーソンはしっかりとしたプレーを続けており、カウチの去就に関係なく、2番手QBの座を確保した模様。実にしぶとい。
- RBアーマン・グリーンはジャガーズ戦でヒザ頭を強打して途中退場。ヒヤリとさせられたが、MRI検査の結果、ただの打撲と確認された。ただし、プレシーズン最終戦は大事を取るかもしれない。
- RBナジェ・ダヴェンポート(ハムストリング)はジャガーズ戦を欠場したが、今週から練習に復帰の見込み。
- 4番手WRはパントリターナー兼任のチャットマンが確保。5番手をWRカール・フォードとWRスコッティ・ヴァインズが争っているが、両者ともジャガーズ戦で落球があった。
- ヒザの腱炎のためにPUPリスト入りしていたCマイク・フラナガンが、月曜日から練習に復帰の見込み。順調ならプレシーズン最終戦に出場できそうだ。
- Cフラナガンの代役として1stチームでセンターを務めてきたCグレイ・ルーガマーは、控えとしては首脳陣の評価も上々で、開幕ロースター入りは確実の情勢。その背景には、ルーキーのCスコット・ウェルズが、キャンプ後半にヒジのケガに悩まされたこともありそうだ。
- ジャガーズ戦で今季初出場したLGマイク・ウォールは、動きそのものは良かったが、ペナルティを2つ取られた。彼の復帰のおかげで、ラン攻撃はだいぶ向上した。
- セインツ戦でヒザの前十時副靭帯(ACL)を断裂してしまったOTブレナン・カーティンは、正式にインジャリー・リザーブ入り。2年目のシーズンは残念ながらこれで終了となった。
- カナダ人のT/Gスティーヴ・モーリーは、キャンプでの左ガードでの出来が良かったこともあり、開幕ロースター入りがほぼ確実になった。しかし、左タックルの控えとしてはまだ心配で、もしLTクリフトンがケガした場合はLGウォールをLTにスライドさせることをベクトルOLコーチは考えているようだ。
- 新加入のDEケニー・ホームズの移籍初戦は、可もなし不可もなし。最終ロースターカットまでにどれだけのプレーを見せられるか、注目が集まる。
- DEチューキー・ウォコーリーは、ハムストリングのケガのためにキャンプ第1週の途中から欠場が続いており、まだ復帰の見通しが立たない。開幕ロースター入りは絶望的。
- DTラリー・スミスはキャンプの内容はよかったが、大腿四頭筋を痛め、復帰まで2、3週かかりそう。開幕ロースター入りは確実視されていたが、これで微妙になった。
- LBの控え3人は、パリス・レノンとトランス・マーシャルの2人は開幕ロースター入りほぼ確実。最後の椅子を2年目のジョシュー、ドラフト外ルーキーのジャーメイン・テイラーが争っている。
- 注目の先発左CB争いだが、プレシーズン3試合で先発したマイケル・ホーソーンの出来は非常に悪い。スピードとクイックネスのなさは明らかで、先発級WRが相手だとまるで歯が立たない。「これならリスクを冒してでもルーキーのどちらかで行くべきだろう」という見方が大勢を占めている。
- ルーキーCBアマド・キャロルは、初出場のセインツ戦では大きな反則をいくつも取られるなど散々だったが、ジャガーズ戦はかなり良い出来で、ルーキーWRレジー・ウィリアムズをほぼ封じ込めた。
- 脚の疲労骨折のためにキャンプに参加できずにいるCBクリス・ジョンソンは、"physically unable to perform"(PUPリスト)入りして開幕を迎えることになった。この場合、開幕から6試合は出場できない。
- SSマーカス・アンダーソンは、先発争いでSSローマンに敗れたことをみずから認めた。
- 注目のパンター。ルーキーのP B.J.サンダーはジャガーズ戦では4回の平均が39.2ydsで、これまでの3戦では一番まともな出来だった。もちろん、1試合で完全な信頼回復とは行かないが。
- 新加入のベテラン、Pブライアン・バーカーは、同じく4回の平均が41.5yds。しかしプーチ・パントの失敗でタッチバックが2回あり、今回はPサンダーに軍配。