グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年6月27日

RBアーマン・グリーン

RBアーマン・グリーンが昨年記録したシーズン1883ydsはNFL史上7位タイ。グリーンベイ移籍後は4年連続で1100yds以上を記録し、3年連続のプロボウラーでもある。チームの期待を一身に背負ってランにパスに活躍することは、彼はネブラスカ大時代から慣れている。「自分の肩に何がかかっているかなんて、僕はあまり心配しないんだ。僕はただフィールドに出て、フットボールをプレーするだけ。何が起ころうと、その時はその時だよ」

シアトル時代からつきまとう「ファンブラー」というレッテルを払拭したいのはやまやまだが、昨年もシーズン前半にファンブル問題が持ち上がってしまった(その後はコーチとともに努力して改善し、プレーオフを含めた9試合連続でゼロだったが)。「そうだね。たぶんファンブル問題が忘れられることはないんだろうね。僕の中では、もう完全に過去のことだ。でもそう思わない人もいるだろう。僕としては、いつでもそれが起こりうると覚悟して毎試合プレーするしかない。それもフットボールの一部だ。激しい競争の中で、一進一退の戦いをしているんだ。パーフェクト・ゲームなんてできないよ。だから、もう二度とファンブルしないなどとは言いたくない」

明らかに今がキャリアのピークにあるグリーンだが、ランニングバックというポジションはそのピークが長く続かないのは、多くの人が経験則として知っているところだ。長く活躍するために必要なのは、大きなケガをしないための「運」。 それから、ケガを避けるために体を作る"work ethic"だろう。グリーンが崇拝する元ベアーズのRBウォルター・ペイトンは、その点で素晴らしかった。ペイトンのオフシーズンのトレーニングの激しさは、今でも語り草になっている。

「僕がワークアウトをする時には、リフティングであろうとランニングであろうと、自分を限界まで追い込み、自分が空っぽになるまでやるんだ。ウォルター・ペイトンもオフシーズンにはそうしていた。彼のオフシーズンのワークアウトの激しさは、トレーニングキャンプや本番のゲームよりも高いレベルだった。誰よりも厳しく自分を追い込んだから、いざシーズンに入るときには最高のコンディションになっていて、疲労やケガの心配をする必要はなかったんだ」

そのようにウォルター・ペイトンを信奉するアーマン・グリーンは、プロボウラーの増えたパッカーズの中でも、「慢心」から最も遠い選手かもしれない。「ちゃんと体を作るためには、必ずウェイトルームでも頑張らなければならない。より強く、より大きく、より速く。そうしなければ、ケガが増えてしまうからね。ウォルター・ペイトンが練習で駆け上がったような高い丘を、僕はいま探しているところなんだ」

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