グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年5月15日

WRジャヴォン・ウォーカー: エリートWRへの道

今オフのWRジャヴォン・ウォーカーは、2月に足首と肩の手術を終えた直後から、アリゾナ州フェニックスに腰を落ち着け、有名トレーナーのブレット・フィッシャーの元でトレーニングを続けている。オフとは名ばかりで、朝の7時半から午前中いっぱい、さまざまなワークアウトやエクササイズで予定はびっしりと詰まっている。「午前のトレーニングを終えるとへとへとで、もう家に帰って眠りたくなる。でも、キツい生活の値打ちはあるはずだ」

2002年、ルーキーだったWRウォーカーはプレーが不安定で落球も多かった。しかしプロ2年目の昨季後半になって、彼のプレーは飛躍的に良くなった。終盤の6試合だけで17回400yds、平均23.53ydsの活躍で、ファーヴのフェイバリット・ターゲットに成長。たとえカバーされていても"ジャンプボール"を競り勝ってくれるため、ファーヴが思い切ったロングパスを投げるようになった。彼がこれほどWRを信頼するのは、久しく見られなかったことだ。

「ディープボールが多いほど、ビッグプレーのチャンスが増える。そうなればオフェンス全体が良くなる。去年、ウチのラン攻撃が強力なのはよく知られていたけど、ロングパスの脅威が加われば、相手にとっては止めるのが本当に難しくなるからね」とウォーカーは語る。「ジャヴォンは去年ものすごく進歩した。我々に必要だったディープスレットになってくれた。本当に成長したね」とWRファーガソン。

一般に、WRは3年目あたりで大きな飛躍を遂げる選手が多い。昨季後半の活躍から、パッカーズ首脳も当然それを期待している。「彼にはリーグ最高クラスのWRへと成長できる力がある。そのためには一歩ずつ着実に成長を続けてほしい。メンタル的にも、その準備はできていると私は思う。この場合の"メンタル"と言うのは、フットボールに取り組む姿勢や、アグレッシブなプレーのことだ。すでに昨年の終わりごろには、彼にはそのような心構えができていたと思う」とロスリーOCも高く評価する。

「このリーグにたどりつくだけで満足してしまう選手も多い。でも僕は、"OK、NFLの一員になれた。でも、自分のやりたいのはここから先だ"というふうに考えてる。だから、僕は今年フェニックスにいるんだ。素晴らしい選手になりたい。プロボウラーになりたい。そのためには、一年中ハードワークを続けなければならない」

カテゴリ : Player