パッカーズは、制限付きフリーエージェント(RFA)となる3選手に"Qualifying Offer"をした。RFAの仕組みについては契約用語集を参照のこと。今回はどれも2001年ドラフト組で、CBバウ・ジュー(3巡指名)、LBトランス・マーシャル(3巡指名)、TEデヴィッド・マーティン(6巡指名)の3人。"Qualifying Offer"には特上・上・並と3段階あるが、今回の3人は「並」の$628,000ドルのオファーだった。
彼らRFA選手は4月16日までに、他チームからのオファーシートにサインすることができるが、パッカーズはその額と同等のオファーをすることによって移籍を阻止できる(昨年のLBディッグスがそうだった) 。もしパッカーズが同等のオファーをせず、移籍を許す場合、パッカーズは移籍先のチームから、その選手がプロ入り時に指名されたのと同じ巡のドラフト指名権を受け取ることができる(昨年はSマット・ボウエンがWASに移籍したため、6巡指名権を受け取った)。
例えばCBバウ・ジューを獲得をしようとするチームは、ドラフト3巡指名権をパッカーズに譲渡しなければならない。パッカーズが3選手に最低限のオファーしかしなかったのは、そのような犠牲を払って彼らのような選手を獲りに来るチームなどない、と判断したことになる。
DTロッド・ウォーカーには、"Qualifying Offer"がされなかった。このままオファーされないまま3月3日になれば、彼は無制限フリーエージェントとなる。この2年間肩のケガで苦しんできたDTウォーカーは、このオフにも肩とヒザの手術をしており、再契約するとしても、リハビリの行方を見守ってから、ということになりそうだ。