グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年1月 8日

CBアル・ハリスの真価

「自分のとこの選手がいいプレーをしてくれるのはいつだっていいものだけど、新加入の選手なら、なおさらいいよね」とプロ人事部長のレジー・マッケンジー。昨オフ、CBタイロン・ウィリアムズに見切りをつけたパッカーズは、イーグルスのニッケルバックだったCBアル・ハリスをトレードで獲得し、右サイドの先発CBに据えた。彼ら人事部門の首脳がハリスに目を付けたのは、2002年11月のPHI@SFでの、WRテレル・オーウェンスとのマッチアップだったという。

天性のスピードではCBウィリアムズに劣るが、ハリスのフィジカルでアグレッシブなプレースタイルは、ドナテルDCの求めるプレスカバレッジに適していた。タックルに消極的だったウィリアムズと比べると、ランサポートでもずっと頼りになる。「彼はCBとしてのアグレッシブさで、ウチのディフェンスにフィジカルさをもたらしてくれた。彼には非常に満足している。仮にあのインターセプトがなかったとしてもね」とシャーマンHC。ハリスはその派手な髪型とは対照的に、普段は物静かな男だ。「彼はロッカールームでも素晴らしい。本当のプロフェッショナルだ。大変なハードワーカーで、自分の仕事に大きな誇りを持っている」

ハリスが昨年イーグルスにトレードを求めたのは、決してチームに不満があったからではない。プロボウラーでひしめくイーグルスのDB陣では、スターターになるチャンスがないと思ったからだ。「フィラデルフィアで過ごした思い出はどれも大事にしている。ボビー(テイラー)やトロイ(ヴィンセント)やブライアン(ドーキンス)からは、多くのことを学んだ。できる限りのことを吸収したよ。リードHCが移籍を許してくれたことに感謝している。トレード希望を無視して僕をキープすることもできたわけだから。だからトレードの後には、彼に礼を言ったんだ」 とハリスは振り返る。「ただ、勝つために努力するだけだ。相手がフィラデルフィアだというのは、プラスにはなる。ずっと一緒にやってきて、よく知っている選手を相手にするのは、プラスだ」

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