グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年6月 1日

ドラフト指名ルーキー紹介 6: CBクリス・ジョンソン

7巡(245位) | Chris Johnson | Cornerback | Louisville |
背番号37 | 180cm | 88kg | 1979年 9月 25日生 |

テキサス州ロングビュー出身。すでに高校時代には100mを10秒4で走ったという。ジュニアカレッジでの2年間を経てルイヴィル大に編入。3年生シーズンの終わりごろからスターターを争うようになる。4年生シーズンの前半はハムストリングのケガで苦しんだが、治ってからはスターターに定着したようだ。(昨季のスタッツは不明)

セールスポイント

とにかく速い。40yds走を4.21秒(本人の主張では4.18秒)というのは、今年のドラフトで最速らしい。柔軟性もある。サイズもまずまず。リターナーの経験もある。問題はフィールド上でのスピードだが、最初のミニキャンプでは、WRウォーカーなどスピードのあるレシーバー相手に1on1でぴったりカバーして見せ、「意外と早く戦力になるかも」と期待が高まっている。7巡指名の4人の中で最も注目を集めている選手。

弱点

ジュニアカレッジ出身ということもあり、経験不足は否めない。技術的には非常に未熟。2年間でインターセプトが1つしかない(ジュニアカレッジでの2年間では7つ)。

指名の経緯

来年のドラフト6巡指名権(WRグレンをトレードに出したため、6巡が2つある)をトレードに出して、この指名権を手に入れた。パッカーズのコーチがルイヴィル大を訪れて彼をテストした時、レイダーズの代表も次に控えていた。シャーマンHCはドラフトでレイダーズに先を越されることを恐れ、わざわざトレードアップしたらしい。「典型的な"アル・デイヴィス指名"じゃないかと思ってね」

パッカーズにとって ルイヴィル大の採用していた"read-and-react"スキームには合っておらず、本来はバンプ&ランや、WRと密着して走る方がずっと得意だろう、とルイヴィル大のコーチも認めている。つまりパッカーズの方が向いている、ということらしい。本人も、「常にスクリメージから数ヤード離れてセットするスキームだったため、得意なプレスカバレッジの能力を示す機会がなかった」と語っている。

さしあたっては、CBとして鍛えつつ、スペシャルチームでの活躍を期待することになりそう。特に、パントカバーの際の"Gunner"役にはうってつけかも。

カテゴリ : Draft, Player