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DTハントをトランジション・プレーヤーに指名
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2003年2月22日
2月20日の期限ぎりぎりで、パッカーズはDTクリディアス・ハントをトランジション・プレーヤー(用語集を参考のこと)に指名した。トランジション指名するということは、そのポジションのNFL上位10名の平均額を、1年契約でオファーする、ということになり、今年のDTの場合は$4.689ミリオン。この全額がサラリーキャップにヒットしてしまうため、今年のパッカーズは、フランチャイズ・プレーヤーやトランジション・プレーヤーを指名する余裕はないと見られていた。
あまりにも意外な動きだったために、チーム側の意図はどういうことなのか、記者たちも解釈に苦しんでいるようだが、関係者のコメントから、おおよそわかっていることもいくつかある。
- $4.689ミリオンもの額がキャップにヒットしては、身動きが取れなくなる。だから、トランジション指名して時間を稼ぎ、(今年のキャップ額が少なくなるような)長期契約の交渉を進めるであろう。できれば2月27日までに。
- 長期契約交渉は以前から行われていたわけだが、両者の隔たりは大きいらしい。
- DEホリデイよりもハントを優先した。DE陣ではジョー・ジョンソンとバジャ=ビアミラの2人が先発でもなんとかなりそうなのに対し、DT陣はハントが抜けたら心もとない。また、同じトランジション指名するにも、DEよりDTの方が値段が安いということもある。(ポジションごとの値段表はこちら)
- 急成長したDTハントが今年のFA市場に出ることを許したら、かなりの人気になってしまう、とチーム側は判断した。
- これでCBタイロン・ウィリアムズの残留の可能性はほとんどなくなった。そうでなければ、ホリデイをあきらめたとしても、大幅にサラリーキャップ制限をオーバーしてしまう。