グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年2月 9日

オフシーズンの流れ

フリーエージェント人事を中心にした、オフシーズンのおおまかな流れを、管理人の理解している範囲で紹介することにします。なお、契約関係の用語についてはこの場では省きますので、用語集でどうぞ。

?2月20日

フランチャイズ・プレーヤートランジション・プレーヤーを指名する場合、この日までに決定。

?2月27日

翌28日から、実質的な新年度となるので、03年度のサラリーキャップが超過しているチームは、この日までにやりくりを済まさなければなりません。そのためにすることは、ベテランの解雇と、高給取りと交渉して今季のキャップ額が下がるように工夫した契約を結びなおすこと。フロントの交渉担当は寝る間もない日々が続きます。今年のサラリーキャップ総額は、昨年より$4ミリオンほど増えて、$75ミリオン前後になるようです。また、FAになっては困る主力選手については、なんとかこの日までに契約延長を結ぼうと、交渉が続きます。今年のパッカーズの場合、やはりDEホリデイですね。

また、制限つきフリーエージェント(RFA)についても、特上・上・並の3段階のうちどのオファーをして引き留めるか、この日までに決めなければなりません。

2月28日?

FA解禁・トレード解禁。多くのフリーエージェント選手が野に放たれます。残留の意思のある選手はもちろん引き続き交渉が続くことでしょう。一般に、大物選手から先に売れていき、この日からドラフトまでが、フリーエージェント期間の"第一期"と言えるかもしれません。トレードについては、NFLでは選手とドラフト権とのトレードがほとんどなので、ドラフトまでがやはり一つのヤマ。

4月18日

RFA選手が他チームと交渉する期限日。今年のパッカーズの場合、DEバジャ=ビアミラにどれくらいの誘いがかかるかが注目。

4月25日

18日までに他チームからのオファーシートにサインしたRFA選手に対し、旧所属チームは、同等かそれ以上の金額をオファーすることによって引き留めることができます。この日はその期限日。

4月26・27日

ドラフト会議@ニューヨーク。ドラフト中も、指名順位を上げるためのトレードが活発に行われます。

ドラフトが終わると、6月1日までは、いわばフリーエージェントの"第二期"。大物FAはすでに売り切れ、比較的安いベテランを買い求めるチームが増えるでしょう。今年のパッカーズも、このあたりで中堅どころを探すことになるかも。

● パッカーズの今オフ最初のミニキャンプは、ドラフト直後に、3日間ほどにわたって行われます。

6月1日

大型契約を結んでいた高額選手が、この日を過ぎたところで解雇されることが多いです。その理由については用語集を参考にしてください。昨年はWRフリーマンがそうでしたし、今年はQBグリーシーがそうなるという噂。ここからはフリーエージェントの"第三期"。この時期まで売れ残っている選手の立場は弱く、買い手市場となることが多いです。

● 今オフ2回目のミニキャンプは6月前半、10日間ほどにわたって行われます。といってもぎっしり練習がつまっているのではなく、休みの日があったりレクリエーションの日が設けられたり。

● トレーニングキャンプは7月の第3週からの予定。

カテゴリ : NFL