グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年2月 4日

ダフナー新LBコーチの記者会見

先週行われた新LBコーチ、マーク・ダフナーの就任記者会見。パッカーズの現在のLB陣について聞かれたダフナーは、「N・ディッグスのプレーは気に入っている」と評価。しかし、N・ウェインについては、「ビデオを全て見終わっていないんだ。ウェインのことは大学時代から知っている。その後も見続けてきたし、良いプレーも見てきた」と微妙な表現に。H・ニッカーソンについては「彼は素晴らしいキャリアを築いてきたし、一緒に仕事ができることは光栄だ」と、プレー内容への言及は避けた形。

昨季のパッカーズのラン守備は、NFL30位の一回平均4.8yds(ただし1試合平均ではNFL21位)。このラン守備を立て直すのがダフナーの大きな課題となる。「どのコーチも、その数字を下げようとしている。それは間違いない。しかしこのチームは、NFL最多のターンオーバーを奪ってきた。それが成功のカギでもあった。だから、もちろんラッシング一回あたりの平均を下げることにも注力するが、同時に、ターンオーバーを奪う能力は保ちたいと思う。それこそが試合を分けるポイントだからだ」

パッカーズのLB陣で平均以上とみなされているのは、ストロングサイドを守るディッグスだけ。ウィークサイドのウェインはプレーが不安定で、試合によって出来不出来の差が激しく、またケガの多い選手でもある。完全に力の衰えたニッカーソンは、幸い一年契約だったこともあり、チームを離れるのは確実。というわけで、パッカーズはFA市場やドラフトの上位指名でLBを補強することが確実視されている。

彼はベンガルズ時代にタケオ・スパイクスの指導をしてきたわけだが、そのスパイクスは今年フリーエージェントになる。しかしダフナーによると、ベンガルズはスパイクスをフランチャイズ・プレーヤーに指名することによって引きとめるだろう、とのこと。またパッカーズ内では、今年3年目となるトランス・マーシャルが伸び悩んでいる。「多くの人々と同じように、彼の大学時代のプレーには強い印象を受けた。高い能力を持った選手だと思う」

ダフナーは、シャーマンHCのホーリークロス大時代からの友人である。そのことが就任の決め手になったのではないかという批判を気にしてか、ダフナーは、2人の友情はお互いの仕事への尊敬に基づいたものであると強調した。「シャーマンHCがホーリークロス大を離れた'88年以後は、長いこと一緒に仕事をしていない。話をするのも年に一度ぐらいで、お互いの家族のことを聞いたりする程度。我々の道のりは大きく離れていた」とヘッドコーチの立場に配慮した説明をした。

カテゴリ : Coach/Front Office