グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年12月 4日

Unsung Heroes

オフェンシブラインで、開幕時と同じ選手が先発しているのは左右のガードだけ。LTタウシャーに代わってドットソンが先発し、LTクリフトンに代わってフラナガン、フラナガンに代わってウィンタースがセンター。直前のバッカニアーズ戦でクリフトンが長期欠場に追い込まれ、OL全体が「ソフトだ」という一部の批判もあった。今回のベアーズ戦、彼らラインマンたちの心に、秘めた決意がなかったはずはない。「いや、一番大事なのは、勝つことだ。ホームで勝ち、連敗したチームを再び元の軌道に戻すこと。ケガはこの商売にはつきもので、残ったヤツはただプレーを続けるだけさ」と語るのは最古参のCウィンタース。

ベアーズのDL陣がケガで弱体化していることもあったが、この日のパッカーズOL陣は文句なしの働きで、大きな試練を乗り越えた。ラッシングはトータル181ydsで、開幕のファルコンズ戦以来の好成績。被サックも最初のドライブの一つだけ(しかもこの時のパスプロテクションは長時間もっており、相手のパスカバーを誉めるべき)。WRドライバーは証言する。「OLたちは、この2週間のランニングゲームが不振だったことはわかっていた。彼らは集まって、『俺たちがやらなきゃ』と話しあったんだと思うよ」

「僕らは、もう長いこと一緒にやってる。自分たちのオフェンスをよく知ってる。誰がフィールドでプレーしてるかは関係なく、きちんと仕事はやるんだ」と語るのはRGリヴェラ。「僕らは、他のチームとは違う。僕ら7、8人は、フットボールをよく知っているベテランぞろいだ。誰か1人が倒れても、ちゃんとアジャストさえすれば、心配するようなことは何もない」とLGウォール。「まさに逆境だよ。彼らの多くが、開幕の時とは全く違うポジションをこなしている。にもかかわらず安定したプレーを続けて、ファーヴの投げる時間を稼ぎ、RBが走るスペースを作っている。彼らは十分な称賛を得ていないと思うね」とFBヘンダーソンは語っている。

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