リハビリ中のRTマーク・タウシャーが、6年(2008年まで)の契約延長に正式にサインした。この契約の意味合いについては昨日お伝えした通り。明らかになったこの契約の総額は約$16.5ミリオン。しかし契約ボーナスはわずか$1.5ミリオンで、ロースターボーナスが多くなっており、それによってケガでプレーできない場合のリスクを減らしているようだ。
ベースサラリー | ロースターボーナス | ||||
2003年 | $ 375,000 | ||||
2004年 | $ 455,000 | $ 2,250,000 | |||
2005年 | $ 2,000,000 | ||||
2006年 | $ 2,250,000 | $ 500,000 | |||
2007年 | $ 3,000,000 | $ 425,000 | |||
2008年 | $ 3,500,000 | $ 250,000 |
ユニークなのは、タウシャー自身が交渉を行ったこと。途中まで交渉を進めてきた代理人を、最近になってタウシャーは交渉から外し(解雇はしていない)、彼の家族と親しい弁護士(NFL選手の代理人となる資格は持っていない)の助言を受けながら、自ら交渉をまとめた。「思うにタウシャーは、フットボールを辞めた後も僕と一緒に仕事ができるね。ひょっとしたら僕の仕事を取られてしまうかも」と笑うのはパッカーズの交渉担当、アンドリュー・ブラント。ブラントによると、RTタウシャーとWRドライバーの2人との契約が立て続けにまとまったのは単なる偶然だ、とのこと。しかしチームが非常に重要視する2人の契約ボーナスが、わずか合計5.5ミリオンで済んだことを喜んでいる。
「とても満足しているし、将来に渡ってチームの一員でいられることに興奮している。(ケガに関して)疑問があるのは当然だよ。たいていのチームなら、僕となど交渉もしてくれなかっただろう。パッカーズは、リスクを冒して僕と契約してくれた。僕はそのことをとても感謝しているし、だからフリーエージェントにならないことを選んだんだ」とタウシャーは喜びを語る。「ドラフト7巡だった彼は、おそらく現在最もサラリーの安い先発OLだろう。今回の契約は、ある面で、これまで彼がしてくれたことへの評価でもある。また選手たちに対し、我々が自分の選手たちをどのように扱うかを示すことは大事なことだと思う」とシャーマンHC。