グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年10月25日

QBファーヴがケガの瞬間を振り返る

「倒れこんだ時、やっかいなことになったと思ったよ。その瞬間、ヒザの左側が壊れる感触があった。痛みもひどかったし、音も聞こえたし、正直言って、脚が折れたと思った。立ち上がる時、左足がぶらぶらしているかもわからなかった。だから立ち上がって、少し体重をかけてみてようやく、『OK、少なくとも折れてはいない』って言ったんだ。でもヒザがおかしいってことはわかったし、プレーは続けられないとわかって恐ろしかった」とQBブレット・ファーヴ

ベンチに座らされて、ドクターのチェックの結果、主要な靭帯は切れていないと確認され、多少は気分がよくなった。それでも、どれだけ長く欠場することになるか、わからない。カートに乗せられて、スタンディング・オベーションの中、フィールドを去る時、感情を抑えきれなくなったファーヴはタオルで顔を覆った。「フィールドから退場する時はいつでも、耐えるのは大変だ。僕の場合は滅多にあることじゃないしね。自分でもフィールドに立つつもりでいるし、周りの誰もがそれを期待している。その通りにならなかった時、なんだか情けない気持ちになるよ」

「そのうえ、ケガの状態がどの程度のものかわからない。『3試合欠場だろうか? 8試合? それとも今季すべて欠場?』って思っていた。脳震盪でしばらくベンチで休んでいるのとはわけが違うんだ。ヒザの靭帯が切れる音が聞こえた時、最悪のことを想像するもんだよ」

幸い、ヒザの靭帯の状態は、その痛みほどはひどくないことがはっきりした。痛みそのものは、これまでのケガで最もひどいかもしれないとファーヴは言う。今はヒザのこわばりをほぐし、腫れを引かせるプロセスを行っている。朝8時半にチーム施設にやってきて、3時間か4時間かけて、ストレッチやアイシングなどのリハビリを行うのだ。 木曜日の練習が終わると、チームは5連休に入る。ファーヴもミシシッピの家に帰り、その間は自宅近くの母校サザンミシシッピ大に通ってリハビリを続けることにしている。

練習への復帰は来週後半の予定だ。「今日なんて、7on7のドリルに参加したい気持ちに駆られたよ。でもみんながそれはいい考えじゃないって言うしさ。今日はニー・ブレースが出来たからそれを着けてみた。それで『プレーできると思う』って言ったんだ。まあジョークだよ。時間はたっぷりあるから、出来る限り休む方がいい。予定通りに行けば、来週にはなんらかの練習を試してみたい。無理するような愚かなことはしないよ。練習できずにいきなり試合ということになっても、僕らはプレーできる」

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