グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年10月15日

The Lateral

この日最も大きなプレーは、FBヘンダーソンのタッチダウンが決まって7-3となった前半残り3分20秒。ホールディングの反則のために1stダウン20と下げられたペイトリオッツは、左に開いたRBフォークへのスクリーンパス。フォークがそのパスを弾いた時、両軍の選手たちは、ぶらぶらとハドルへ戻り始めた。ボールはDEカビーア・バジャ=ビアミラの足元に転がっている。「知らなかった。プレーは終わったと思ってたんだ」とバジャ=ビアミラ。DLも、LBたちも気が付かなかった。しかし笛は鳴っておらず、パスはラテラルだった。ファンブル扱いなのだ。

しかし最も若いSマーカス・アンダーソンだけは笛が鳴っていないことに気づき、守っていたディープゾーンからボールに突進してきた。そこでようやくLBディッグスが事態に気づき、DEバジャ=ビアミラにボールを拾うよう叫んだ。最終的にファンブルリカバーが記録されたのはバジャ=ビアミラだったが、手柄はSアンダーソンの物だ。フォワードパスだったと主張するペイトリオッツ側はレビューを要求したが、判定は覆らず。直後にRBグリーンへのTDパスが決まって点差は11点に。

パッカーズにとっては夢のようなターンオーバーだったが、ペイトリオッツのベリチックHCにとっては悪夢だったろう。「ボールはただそこに置いてあったのだ。チーム全体が無気力だった。40ヤードも向こうから(アンダーソンが)リカバーに走ってきてるのに。油断していた。アグレッシブでなかった。注意不足だった。It's just bad football. 」と嘆いている。

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