グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年10月10日

CBブライアント・ウェストブルックと契約

DB陣のケガ人続出に対処するため、パッカーズは元DET・DALのCBブライアント・ウェストブルックと契約した。予定通り、DEジョー・ジョンソンはインジャリー・リザーブ(今季の出場不可)入り。DEジョンソンのケガも痛いが、それは「質」の問題。今はDB陣の数が絶対的に足りないのだ。通常より1人多い10人体制で開幕を迎えたDL陣は、8人になっても当座はしのげる。それよりも、人数が足りないDB陣を優先したということだろう。ワークアウトをした結果の契約なのだろうが、ケガに悩まされてきたウェストブルックだけに、状態が万全なのかが気になるところ。

ライオンズ戦といいベアーズ戦といい、同地区のライバルに勝利する代償は何故こうも高いのか。まずベアーズ戦のウォームアップ中に、CBマッケンジーが鼠蹊部のケガを悪化させてしまい、出場できず。FSシャーパーはサイドライン際でINTをした時に、インバウンズに両足を残そうとしてハムストリングを痛めた。CBウィリアムズとハムストリングを痛めて途中退場。代わりにプレーするはずのCBジューも同じくハムストリングを痛めた。試合の最後には、動けるDBはCBマクブライド、SSボウエン、Sアンダーソン、そしてリターナー兼任のCBゴードンの4人だけ。WRテリー・グレンをDBとして投入する準備をしているところでようやく試合が終わった。

この中ではCBウィリアムズが一番軽そうだが、パッカーズDBの中で最も優れた2人、シャーパーとマッケンジーがペイトリオッツ戦を欠場する可能性は高い。また、キャンプ中から鼠蹊部のケガに苦しみ、今回はハムストリングまで痛めたCBバウ・ジューについて、シャーマンHCは「インジャリー・リザーブに入れるかもしれない。今後24時以内に決断する」と述べている。使えるかどうかアテにならない選手をロースターに入れておく余裕はない、ということだろう。彼をインジャリー・リザーブに入れてロースターに空きができるが、その枠をDLの補強に使うのだろうか。それとももう1人DBを補強するのか。

CBブライアント・ウェストブルックは、'97年にテキサス大からドラフト1巡5位でライオンズ入り。しかしケガの多い選手で、全試合出場したのは2年目の'98年だけ。最も活躍していた'00年シーズン中にアキレス腱を断裂してしまい、ようやく復帰したのは翌'01年のシーズン中盤。しかし状態は万全ではなく、プレー内容は芳しくなかった。FAとなったこの春も評価は高くなく、カウボーイズと1年契約。開幕のテキサンズ戦は先発出場したが、43ydsのパスインターフェアやイリーガルコンタクトの反則などでベンチに下げられ、屈辱的な敗戦の戦犯扱い。すったもんだの挙句、2試合目を待たずに9/13に解雇されてしまっていた。

なおプラクティス・スクワッドも一挙に3人を入れ替えた。WRコーリー・パーチマン、OLアル・ジャクソン、DEジョン・ギルモアをカット。そしてSトッド・フランツ、DBブランドン・ジェニングス、OTミッチ・ホワイトの3人と契約している。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player