グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年10月10日

WRテリー・グレンの活躍

全米注目のマンデーナイトゲームで、WRテリー・グレンは8キャッチ154ヤードの大活躍。スピード、鋭いルート取り、パスキャッチ能力のどれを取っても、去年までの先発WR2人にはなかったものだ。今年のパッカーズのWR陣総入れ替えが間違っていなかったことを、ドライバーと2人で証明して見せた。特にグレン本人にとって、偏頭痛に悩まされて精彩を欠いたここ数週間のことを考えると、大きな意味のある試合だったことだろう。

「嘘をつくつもりはないよ。僕にとって大事な試合だった。でも、その試合に勝ったっていう事実がもっと大きいんだ。もし負けていたら、いくら僕が活躍したって何にもならない。(偏頭痛問題から)元の軌道に戻って、勝利に貢献できたからこそ、素晴らしい気分なんだ」とグレン。

そして今週はいよいよ古巣のペイトリオッツ戦。ニューイングランドでは、大量のブーイングが彼を待っている。現地のラジオショーなどでは「グレンがどうやってこの試合をサボる口実を見つけるか」などと皮肉る雰囲気もある。しかしグレンは「この試合を休むなんて、死体安置所にでも行かない限りあり得ないね」と笑う。移籍した時から、この対戦スケジュールは彼の頭に入っていた。「あそこに戻ることを楽しみにしているんだ。去年はいろいろなことがあっただけにね」

グレンにも言い分はあるが、ペイトリオッツで彼が起こしたトラブルのほとんどは彼に責任があり、ニューイングランドのファン達には、グレンにブーイングを浴びせる権利がある。しかしグレンはいまや新天地に移り、NFL選手としてのキャリアだけでなく、人生そのものを立て直しつつある。そのことを多くのファンの前で立証するのに、先日のマンデーナイト、そしてペイトリオッツ戦ほどふさわしい舞台はない。

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