普段から、アンスポーツマンライクコンダクトのような反則には非常に厳しい態度をとるマイク・シャーマンHC。しかしTEフランクスのTDパスが反則扱いされた時には、珍しく彼は荒れ狂った。ヘッドセットを地面に叩きつけ、暴言を吐いて、アンスポーツマンライクコンダクトで15ydsの罰退。「いや、あれがレビューされないのかと思ってね」とシャーマンHC。実際、次のキックオフの位置を15yds下げられたために、ファンブルリカバーがなければ、前半終了間際に失点してしまうところだった。
しかし選手たちの反応は好意的。「V8エンジンのスパークプラグみたいだった。あれで僕らのディフェンス、チーム全体に火が点いた。これがどんなに大事な試合か、みんなにわからせてくれた」とLBウェイン。「HCは僕らに謝ったよ。いつも僕らに説教していることだしね」とFSシャーパー。さすがにバツが悪かったシャーマンHCは、「自分に罰金を科すよ」と試合後のインタビューでは反省している。