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Packers - Saints Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2002年9月17日
「プレシーズンが終わった時、いかにパッカーズディフェンスが良いか、誰もが話していた。でも正直言って、僕ら自身が思っていたほど良くはない。これは4勝12敗のチームのプレーだ」とFSダレン・シャーパー。2週続けての大量失点に危機感はつのるばかりだ。ミスタックルを繰り返し、集中力とアグレッシブさに欠け、いくらブリッツを入れても相手QBにプレッシャーをかけられない。それどころかカモにされた。「ソフト」という言葉でしか形容のできないディフェンスだ。
- 先発ストロングサイドLBのナイル・ディッグスは、選手だけでのミーティングを提案している。「今日のプレーは先週より更に悪かった。相手にメチャクチャにやられた。チームとして、僕らは集まって話し合うべきだ。コーチ抜き、チーム全員でだ。何が起きているのか判断して、我々の目標についてしっかり考える必要がある」
- 新加入のDEジョー・ジョンソンは古巣に対してサックゼロ、タックルゼロ。LBハーディ・ニッカーソンは今週も前評判どおりのプレーを見せてくれない。そして新スターターのSSアントワン・エドワーズは大事なところでミスタックルを繰り返し、地元メディアやファンの槍玉に挙げられている。
- パッカーズは強力なディフェンスラインを擁していると言われたのが全くの評判倒れ。パスラッシュが全くダメで、チーム唯一のサックはLBディッグスのブリッツによるものだった。
- RBアーマン・グリーンは、2試合で3回目のファンブルを犯し、しかも第4Qにはヒザを打撲してその後プレーしなかった。かなり落ち込んだ様子のグリーンはインタビューに対し、「今は話したくない。今週中にまたインタビューを受けるよ」とだけ話してロッカールームから去った。普通に歩く様子からして、ヒザの状態はそれほど悪そうではない。先週から続いている体調不良が、集中力を低下させているのかもしれない。
- コーチたちは引き続きグリーンを擁護。「これまでも、シーズンが進んでボールをキャリーするほどファンブルが減っていった」とロスリーOC。去年もシーズン後半には一度しかファンブルしていない。
- LGウォールは最悪の日。相手DTに手を焼き、ホールディング2回。さらにアンネセサリーラフネスで15yds。
- スペシャルチームはまずまず。特にパンターのビドウェルは平均53.5ヤードの活躍。キッカーのロングウェルは27ヤードと36ヤードを両方決めた。
- 第4Qはじめに、4thダウン2のギャンブルをした時、ウィンタースのショットガン・スナップが早かったためにQBファーヴはファンブルしたのだが、「あれはオフサイドだった」と怒っている。しかもウィンタースによると、「相手が偽のハットコールをしたのに騙された」とのこと。これだって違法なはずだ、とファーヴ。
- セインツ戦のアクティブ・ロースターから外れたDTギルバート・ブラウンは、プレーできないような状態ではなかったようだ。まだヒザに少し痛みがあることと、ヒザに負担の大きい人工芝であることを考慮して大事をとることにした、とドナテルDC。
- DTブラウンに代わってプレーしたDTロッド・ウォーカーとDTスティーブ・ウォーレン。まずまず良くやった、というのがコーチたちの評価。ラン146ydsを許したのはブラウンがいなかったせいではない、とのこと。
- QBファーヴは通算TDパス数を291とし、亡くなったばかりのジョニー・ユナイタスを抜き、ウォーレン・ムーンと並ぶ史上4位タイに。相手ディフェンスのプレッシャーにさらされ続けたことを考えれば、QBファーヴのプレーは良かった。動き回ってなんとかサックを逃れ、パスを通した。唯一のインターセプトもティップされて浮いたものだ。