グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年9月10日

ディフェンス崩壊

ホームでの34失点は、1998年のマンデーナイトでのヴァイキングス戦で37失点を喫して以来。2年目QBマイケル・ヴィックの超人的なプレーに翻弄されたのは誰の目にも明らかだが、それ以外にも、単純なタックルミスを重ね、ミスコミュニケーションのためにパスカバレッジをしくじり、ブロッカーにやすやすとコントロールされた。「今日の我々のプレーにも、結果にも満足してはいない。でも心配はしていないよ。チーム全員がビデオを見て反省して、きっと良くなっていくだろうから」とLBニッカーソン。

LB陣、特にネイト・ウェインの不出来は明らかだった。第2Qでの3rdダウン1、ランフェイクにつられた彼は、FBクリスチャンに完全に背後を抜かれ、55ydsのロングゲインを許してしまう。直後のTEクランパーへのTDパスも、LBウェインがQBヴィックの動きにつられたものだ。第3Qにも同じようにエンドゾーン内でTEケリーをワイドオープンにしてしまったが、彼の落球で救われた。

次のドライブでも、FSシャーパーとCBウィリアムズの間のコミュニケーションミスによって、サイドライン際を駆け上がるWRフィネランをフリーにしてしまう。らくらくタッチダウン、と誰もが思った瞬間に、またもや落球によって救われる。2度のキャッチミスがなければ14点を失っていたところを、FGの3点で救われた。「今日は我々のディフェンスが出来ていなかった。ブロッカーをかわすことができず、ギャップを埋めることができず、いくつものミスも犯した。今はただ、試合に勝てただけで嬉しいよ。ディフェンス的には完全にやられていた試合だからね」とFSシャーパー。

QBヴィックを追いかけるのに疲れ果て、RB陣を止めることが出来なくなり、最終的には30回180yds(平均6ヤード)ものランを許したパッカーズディフェンスは、オーバータイムになって、ようやくファルコンズの攻撃を3&アウトでしのぐことができた。「あれこそ我々が、ドライブ毎に期待していた守備だ。不満なのは、あの守備が毎回できずに、フィールドから出られなかったことだ」とDEジョー・ジョンソンは語る。「フィジカル面で負けたとは思わない。あまりにもミスが多すぎたんだ。その多くがアサインメントミスだったし、それは直していけるものだ」

カテゴリ : Football