グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年9月10日

RB陣の奮闘

前半のファンブル2回から立ち直って、ラン155yds、パスキャッチ6回42ydsの大活躍を見せたRBアーマン・グリーン。暑さと湿度のために脱水症状になり(胃も悪かったのかもしれない)、試合中に点滴を受けた。二度のファンブル(うち一回はヒザが先にダウンしていたようにも見える)については、シャーマンHCは「大量の発汗が影響したのは間違いない。試合が進むにつれて、しっかりボールを守っていた」と弁護する。グリーン本人も「ミスは必ずあるものだ。QBは必ずインターセプトを犯すし、RBがボールをこぼすこともある。問題はそれにどう立ち向かうかだ」とグリーン。

2番手RBとしてのデビュー戦だったロンデル・ミーリーは5回30ydsと十分な働き。グリーンがロッカールームに戻っている間に、キャリア初タッチダウンを挙げた。「とにかく暑かった。ほとんど息もできないぐらいひどかった。でも僕はリリーフ・ピッチャーのように、準備は出来ていた」とミーリー。

3番手RBトニー・フィッシャーを外してRB/FB4人体制で試合に臨んだパッカーズ。しかし延長では、2番手RBミーリーもハムストリングを痛めて使えなくなってしまい、グリーンも消耗が激しい。そのせいで、決勝FG直前の2回のランは、ルーキーFBダヴェンポートに委ねられた。NFL初のボールキャリーは2回8ydsとまずまずで、ボールをFG安全圏まで進めることができた。

第4Q残り1分、ゴール前数インチでの4thダウンゴール。FBウィリアム・ヘンダーソンは1999年12月以来のタッチダウンランを決めた。壁のような相手ラインを相手に、かろうじてエンドゾーンへ押し込んだ。ラインを越えたかどうか、ビデオリプレーが必要なほど際どかったが。「彼が苦労しているのが見えたから、僕が後ろから押したんだ。死ぬほど疲れていようと、チームのために出来ることはしないとね」とRBグリーン。元パッカーズのLBジョン・シエリーは「彼はエンドゾーンに入ってない。僕が止めた」と不満そう。

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