過去の記事 |
2002年 >
08月 >
Camp Notebook: Sウィンタースの安定感
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2002年8月23日
午前の練習の途中から激しい雷雨になり、室内練習場へ。しかし昨年から、"Field Turf"という最新の、自然芝に近い人工芝になっているため、スパイクのクリーツを付け替える必要はなし。すぐさま練習が再開された。
- ダレた内容の午前中の練習に腹を立てたマイク・シャーマンHCは、スペシャルチーム練習だけだった午後をフルパッドの全体練習に変更。これまでは変更といえば練習量を減らすばかりだったシャーマンHCとしては異例のことだ。選手たちはその喝に応え、気合の入った練習内容となった。「僕はルーキーの時にマイク・ディトカHCだったから、このくらいじゃ驚かない」とDEトミッチ。
- Cフラナガンの骨折によって先発組に入っている38歳のフランク・ウィンタース。彼の安定したプレーに称賛の声が集まっている。「少なくとも、スターターだった2000年と同じレベルでプレーできている」とベクトルOLコーチ。フラナガンは現在、右手にギプスを付けたまま左手でスナップする練習をしているが、この調子なら開幕戦はウィンタースで行く可能性が高い。
- ギルバート・ブラウンに次ぐ2番手ノーズタックル争いが激戦になっている。1年半もケガで休んだスティーブ・ウォーレンだが今は100%。ロッド・ウォーカーと比べて上背はないが、瞬発力があり、低く鋭い当たりで勝負する。キャンプ開始当初はウォーカーの方が評価は高かったが、ウォーレンが追いついてきた。今は全く同じ数のスナップをこなしている。
- これまで全くケガなしだったSダレン・シャーパーが腰を痛め、途中で退いた。「たいしたことはなさそうだ。1日か2日休めば復帰できるだろう」とシャーマンHC。ただしこれでまたセーフティが足りなくなり、CBバウ・ジューがお手伝いすることに。
- 昨年のドラフト4巡、OGフェラリオはロースター入りできるかどうか、ぎりぎりの位置にいる。左ガードだけでなく、最近はセンター、さらにこの日は右ガードもプレーさせられた。要するに、本職の左ガードでのプレーだけでは首脳陣を満足させられないのだ。「将来的にはセンターが一番向いているとは思うんだが」とベクトルOLコーチ。「彼の付加価値を調べているところなんだ。だからあれこれテストしている。彼はよくやっているよ」
- ルーキーのLTホウトンは、毎日DEバジャ=ビアミラを相手に悪戦苦闘している。しかし首脳陣は、相手が悪すぎるのだ、とホウトンをかばっている。「確かに、もっと頑張ってほしいとは思ってるよ。でもバジャ=ビアミラ相手だと、先発のクリフトンだって苦労するんだ」とベクトルOLコーチ。
- RBグッドマンがヒザの腱を痛めて退場し、詳しい検査をすることに。最終ロースター入りがますます苦しくなってきた。
- PR/CBダリエン・ゴードンはハムストリングを痛めて、2日続けて練習を休んでいる。
- カーディナルス戦でいくつか落球したWRウォーカー。彼は帰りの飛行機の中でQBファーヴの所へやってきて「今日の出来だけで判断しないでくれ」と話したのだという。「そんなことを言うのは、彼の性格と、決意の強さを示してると思う。今までそんなヤツは見たことなかったから、嬉しかったよ」とQBファーヴは感心している。