グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年6月29日

ロースター展望 QB編

今オフの補強

「ファーヴ後のエースQB探し」が重要なテーマ。やや期待はずれだったヘンリー・バリスとは再契約せず(その後ベアーズへ)。元ドルフィンズのジョシュ・ハイプルや、デイヴ・メイヤーと契約するが、ドラフト5巡指名のクレイグ・ノールが良かったこともあって2人とも解雇。2番手候補としては、セインツのDelhomme(読めん)や、元ライオンズのバッチを呼んでワークアウトを行ったが、契約せず。ピダーソンと2番手争いさせるベテランの獲得がないとは言い切れないが、可能性は低い。ロースター枠はおそらく3人。ファーヴ、ピダーソン、ノールですんなり決まりそう。それに加えて若手が1人プラクティス・スクワッドに入るかもしれない。

ブレット・ファーヴ

昨年の活躍で、あと数年は高いレベルでプレーできる見通しは十分立った。QBレーティングが94.1というのは優勝した'96シーズン以来の好成績。今年はWR陣の顔ぶれが一新されたため、早く彼らとのコンビネーションを確立させることが急務。彼自身の問題はコンディショニングだけ。2年前のヒジ痛を再発させなため、オフの間も、週に何度か軽くパスを投げるという、昨年と同じ調整法をとっている。

ダグ・ピダーソン

ベテラン最低額で再契約。もう34歳なので、一年一年が勝負。昨年はミニキャンプでの出来がかなり悪く、彼の尻を叩くためにビリー・ジョー・トリヴァーと契約して競わせたのだが、今年は首脳陣もそこまでの心配はしていないようだ。 昨季終了時にシャーマンHCから「春までにしっかりトレーニングしてこないと契約しない」と言い渡された。それがこたえたのか、筋力トレーニングや走り込みをきっちりやり直した成果が出て、これまでになくいいパスを投げている、という評判。FGの際のホールダー。

クレイグ・ノール

ドラフト5巡指名ルーキー。6月20日のルーキー紹介参照。クイックリリースは評価が高く、3番手としてロースター入り確実。まだプロのシステムに不慣れなため、拙いパスを投げることもあるが、現時点ではじゅうぶん合格点とのこと。判断に自信を持って投げれた時のパスはかなり良いらしい。昨年のキャンプでは2番手QB争いが激しかったせいで、3番手のヘンリー・バリスが投げる機会が少なくて気の毒だったが、今年の3番手のノールは、キャンプでもプレシーズンゲームでも出場機会が多そうでラッキー。

マーカス・ブレイディ

スモールカレッジ出身のルーキーFA。身長が6フィート0インチ(183cm)に満たず、サイズ不足。評判は芳しくなく、開幕ロースターに残れる可能性はほとんどない。あるとすればプラクティス・スクワッド。

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