グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年5月29日

ルーキー紹介 その4 DT/DE アーロン・キャンプマン

ドラフト5巡156位,アイオワ大,193cm,130kg

経歴

高校時代はラインバッカーとしてオールアメリカン。アイオワ大に入っても2年間はインサイドLB。2年時は全試合に先発して103タックルを記録。3年時からディフェンシブ・エンドにコンバートされ、2000年は94タックル。2001年はエンドとタックルの両方をプレー。92タックル、9サックに加え、チーム最多17回のロスタックルを決めている。

セールスポイント

「骨格からしてあと15ポンドは楽に増やせる」という評価が多く、パッカーズではDEよりもDTとして育てるつもりらしい。努力を惜しまないハードワーカーで、常に全力を出し切るタイプ。非常に賢い。ディシプリンもしっかりしていて、システムをキチンと守る。低いブロックも手を使ってうまくかわし、最後までボールキャリアーを追う。DEとDTの両方をこなせる柔軟性も魅力。

弱点?

NFLでパスラッシャーとしてやっていくにはやや瞬発力不足のため、やはりウェイトトレーニングでバルクアップしてDTをやるべき。DTでの経験は少なく、バルクアップとともに技術も身に付ける必要がある。

指名のいきさつ

この5巡指名権は、WRウォーカーを指名するためにトレードアップした際に、2巡と引き換えにシアトルから受け取ったもの。また、キャンプマンを指名しようとしている時にビルズからトレードアップの申し出があったが、シャーマンHCは拒否。あとで聞くと、ビルズもキャンプマンを指名しようとしていたらしい。彼はスカウティング・コンバインには招待されなかったが、大学で行ったワークアウトが非常によく、スカウトの評価を上げたらしい。

メンタル面

学業は非常に優秀。小学校の時は4年間で5年生の分まで修了してしまった。もちろん大学での成績もよかった。フットボールでは、決して手を抜かない、タフなハードワーカーとして評価が高い。精神面での欠点はほとんど見当たらない。

田舎育ち

彼の育ったアイオワ州ケスリーは、人口80人。 銀行ひとつ、郵便局ひとつの町。「小さな、農業中心の町なんだ。お互いに全員の顔を知ってる。あまり動きがないけど、暮らすのには素晴らしいところだよ」とキャンプマン。しかし彼の通っていた高校からは、この6年間で4人のNFL選手を輩出している。

パッカーズにとって

バルクアップするまでは、主に"パワー・エンド"としてDEヴォニー・ホリデイの控え、また"エレファント・エンド"の控えをさせることになるだろう、というのがヘイトリー副GMの考え。そして次第にサイズが大きくなればDTへ。今年に関してはどのくらいやれるかは未知数だが、ホリデイの控えの座をビリー・ライオンと争う、といったところか。

カテゴリ : Draft, Player