グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年2月27日

契約交渉もそろそろ佳境

サラリーキャップの苦しいチームは、そろそろ高額年俸のベテランを放出し始めている。しかし今年のパッカーズはそれほどサラリーキャップが苦しくないため、幸いにして大量に解雇しなければならないような状況にはない。それでも今週木曜日の夜12時を過ぎて3月1日になればFA解禁。それまでに契約延長していないFAたちは一斉に他チームとの交渉が可能になる。またサラリーキャップも、3月1日には$71.1ミリオンに抑えていなければならない。以下は、FA予定選手たちとの交渉の状況。(主にJS Onlineによる)

FBウィリアム・ヘンダーソン

契約延長に最も近づいているのが、FBヘンダーソン。31歳のヘンダーソンは、チーム側としては年平均$1.25ミリオン以下に抑えたいらしい。しかし代理人によると「まだ交渉の進展は少ない」とのこと。KCのリチャードソン(5年・契約ボーナス$2.4ミリオン)、ATLのボブ・クリスチャン(2年・契約1.8ミリオン)、CINのロレンゾ・ニール(2年・契約ボーナス$10万)の3つのあいだ、といったところか。

WRブラッドフォード、KR/CBロッサムとの話し合いも精力的に行われている模様。

LGマイク・ウォールとバリー・ストークス

市場価値が最も高い(かもしれない)のは、まだ24歳と若いLGマイク・ウォール。年平均$3ミリオンもの要求をするのでは?という見方もある。

LT/LGの控え、バリー・ストークスは、LTクリフトンがケガで欠場したときに十分な働きをしたことが強気の材料。代理人は先発クラスの金額が欲しいようだが、チーム側としては控えクラスのサラリーしか払えない。

WRビル・シュレーダー

いまだチーム側から何のオファーも来ていない。つまりチーム側は「FA化もやむなし」と見ている。シュレーダー側は、FA市場でどれだけのオファーが来るか。 あまり良いオファーがなければ(立場は弱くなるが)パッカーズと安いサラリーでの再契約もありうるのだが。

RBドーシー・レヴェンズ

本来はまだ契約が残っているのだが、3月1日には$50万のロースターボーナスを受け取る契約のため、それ以前に解雇されるのは決定的。 レヴェンズ本人も、先発させてもらえるチームを探したい、という意思を明確にしている。年齢のこともあり、そのようなオファーがあるかどうかはわからない。もしなければ大幅に安いサラリーで再契約する可能性が高い。

DEジョン・シエリー

同じく$50万のロースターボーナスを受け取る契約になっているためこのままだと解雇が濃厚だが、 3月1日より前に契約見直しを受け入れて契約延長する可能性もある。

上記以外の選手については不明。

今の時期は、多くの代理人を相手にしなければならない交渉担当/サラリーキャップ担当のアンドリュー・ブラントは、寝るヒマもないほど忙しいはず。 どの代理人もメディアに対しては、決り文句のように「チームに残りたいが、まだ金額のへだたりが大きい」と言うもので、実際に交渉がどうなっているかはまるでわからない。とにかく現地の木曜日深夜まで、ギリギリの交渉が続くことになる。

カテゴリ : Contract/Personnel