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Camp Notebook: ギルバート・ブラウン好調
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2001年8月 2日
熱波到来。華氏90度台前半、というから32℃から35℃ぐらいの暑さのため、水分(というかゲータレード)を切らさないようスタッフは気を配っている。ただし、午後はスペシャルチームの練習だけだったため、ベテランの多くはひと休み。
- ケガ人の多いディフェンスラインのなかで一人気を吐いているのがギルバート・ブラウン。一番の見せ場は1on1ドリル。Cフラナガン、Cウィンタース、LGウォールらにほとんど圧勝して大復活をアピールしている。それだけではない。以前のように練習で消耗する気配もなく、ヒザのケガをこらえながら無理に練習していた痛々しさも全くない。「昨秋の感謝祭には400ポンドもあった男が、今これだけ練習しても身体的に消耗してないのは驚くべきことだ」とシャーマンHC。
- 午前中はレッドゾーン主体の練習。WRフリーマンやTEフランクスが見事なTDを連発してファンを喜ばせた。
- 先発両CBの欠場のため、マクブライド、ジュー、ロッサムの3人のプレー機会が大幅に増えている。特にマクブライドは好タックルを連発して評価を上げている。ジューのパスカバーも好評。2人にとっては大きなチャンス。
- それでもCBが足りないため、先日カットしたばかりのアンドレ・ディクソンをチームに呼び戻した。
- DE/DTビリー・ライオンが脚を痛め、歩いてフィールドから去ったが、暑さのためのけいれんとわかって首脳陣もホッと一息。
- DEデヴィッド・ボウエンスはアフロヘア(普段は編んでいたが)をばっさりと切ってしまった。彼の母は肝臓移植をした際に髪が抜け落ちてしまったのだという。「母に『一人ではない』ってことを伝えたかった。僕の髪を切ってどうなるものでもないけど、僕と母にとってはとても意味のあることなんだ」と心優しいパスラッシャーは語る。
- 午前中の練習の最後は、オフェンス対ディフェンスのフィールドゴール対決。オフェンス代表のWRファーガソンがキックを大きく外したのに対し、ディフェンス代表のCBバウ・ジューはしっかりと決めて、ディフェンス陣は今晩の門限延長を勝ち取った。
- CBタイロン・ウィリアムズは足の付け根(鼠蹊部を痛めている。MRI検査の結果それほど深刻なものではないことははっきりしているが、この部分を痛めるとなかなか治りにくいらしい。結局今シーズンはこのケガをかかえたままプレーすることになるかもしれない。今は室内練習場での別メニューで、痛めている部分を強化するトレーニングを行っている。チーム練習への参加は今週中は見合わせるかも。
- CBマイク・マッケンジーはヒザ下腓骨の部分の炎症。それも大分おさまってきたため、今週後半にはチーム練習に復帰できる見込み。