グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2001年5月 1日

ロンウルフにお別れ

正式にロン・ウルフGMが引退するのは6月1日だが、6月のミニキャンプの時には彼はいなくなってしまうため、実際に彼が選手の前に姿を現すのは今回が最後。「コンサルタント」という肩書きは残るが、それは他チームが彼を獲得するのを避けるためだけのもので、実際にはもう彼はグリーンベイには住まないだろうと言われている。

3日間のミニキャンプの間、サイドラインのあちこちで彼はベテラン選手から声をかけられては握手し、ルーキーと挨拶を交わした。誰もが「パッカーズでのキャリアを与えてくれてありがとう」と感謝の気持ちを彼に伝えている。

この日曜日、いつものようにロン・ウルフは彼が獲得した選手達の動きを確かめるためサイドラインで練習を見守った。いつもと違うのは、彼がパッカーとしてパッカーズの練習を見るのはこれが最後だということだ。

日曜の最後の練習が終わった時、シャーマンHCはロン・ウルフGMを選手の輪の中に呼び、そしてウルフGMは選手達に最後の、短いスピーチをした。話が終わると選手達はパッカーズ復活の立役者を大きな拍手で称え、少し照れたウルフGMは感動を仕草で表した。

「とても良かった。みんなで私に涙を流させようとしたけど、そうはならなかったよ。近いところまで行ったけどね」

選手達は彼との別れを惜しみ、皆で記念写真。(もちろんサングラスのおじさんがロン・ウルフ)

「今日はロンに感謝の気持ちを表したかったんだ。ロン・ウルフほどチームの選手を尊敬し、チームの選手を大事にするGMはいないと思う。選手達はみなそれを知ってる。選手達はきちんと彼にお別れがしたくて、今日の練習はそれに一番良い機会だったんだよ」とシャーマンHCは語っている。

カテゴリ : Coach/Front Office