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2001年3月30日

センターのポジション争い

このミニキャンプからついにスターターから外されているCフランク・ウィンタース。大幅サラリーカット、そして37歳という年齢にもかかわらず「すんなりフラナガンには譲るものか」という気概を見せている。「コーチに言ったんだ。『もし俺が黙って譲ると思ったら俺と再契約するべきじゃなかった』ってさ。そうするぐらいなら7、8月はゴルフでもしてた方がマシだよ」 「今までだって毎年ポジション争いをしてきたし、何も変わりないよ。他のやり方なんか知らないんだ」と元気いっぱい。

いっぽう念願のスターターの座を手にしかけているマイク・フラナガンも競争は当然だと考えている。「スターターの座は君のものだと現時点で言われたとしても、8月にスターターが僕のものであるということにはならない」と至って謙虚。

2001年3月29日

レイダーズがTEチュムラに興味

マーク・チュムラを獲得する可能性を探っていることをレイダーズのグルーデンHCが公に認めた。グルーデンはホルムグレン時代のグリーンベイでアシスタントコーチをしていた時期に3年間をチュムラと一緒に過ごしている。ただ問題は2年間プレーしていなかったチュムラがフィジカル的にどのような状態かということ。その他にペイトリオッツがチュムラに興味を持っているとみられる。またイーグルスは当初は獲得に乗り出すと見られていたが、今のところそれはなさそう。

2001年3月28日

Compensatory pickで6巡をもらう

"compensatory pick" とは前年にFAで選手を失った度合いに応じて与えられる補助ドラフト権。今年のパッカーズは6巡指名権(全体198位)が与えられることになった。昨年はV・ブッカーとK・マッケンジーをFAで失い、獲得したFAはJ・シエリーひとりであるため。

これで今年のドラフト指名は1巡、2巡、3巡、3巡、3巡、6巡、6巡、7巡の計8つとなった。 

2001年3月27日

インスタントリプレーを3年間延長

NFLの競技委員会はインスタントリプレーのシステムを今後3年間も継続するという案をまとめ、今週のオーナー会議に勧告することになった。インスタントリプレーは1986年に導入されたものの1991年にいったんは撤廃され、コーチがチャレンジするシステムとして1999年から再び採用されている。 

2001年3月26日

マイク・ウォールは左ガードで奮闘中

ロス・ヴァーバの抜けた左ガードの現時点でのスターターはマイク・ウォール。タウシャーは当面右タックルに残したため、彼が自動的にスターターとなっている(ドラフトでガードを指名する可能性はある)。ミニキャンプでの出来はまずまず。本人も、OLコーチも「昨年失った自信を取り戻すことが最も大事」という点で一致している。「昨年はみじめだった。このゲームでは自信が最も大事なんだ」

2001年3月25日

Notebook: DTブラウンは減量して登場

水曜日に始まったミニキャンプは金曜午前で終了。

TEチュムラにようやく復帰許可

無罪評決のあと2月20日にコミッショナーと話し合いを持って以来、リーグからの処分待ちの状態でどのチームとも契約することができなかったTEマーク・チュムラに対し、ようやくコミッショナーからの許可が下りた。罰金も出場停止処分もなし。「高校生の参加するパーティーで不適切な行動をとった」ことに対して注意をするにとどめた。 

2001年3月24日

巨漢DTギルバート・ブラウンが帰ってくる!

1999年末以来フットボールから離れていたDTギルバート・ブラウンがパッカーズと契約した。内容は明らかになっていないが、おそらく1年契約のリーグ最低年俸と思われる。

彼は93年以降パッカーズの黄金期に活躍、その一方で常に体重問題とそれに伴うヒザのケガに悩まされていた。最近ではベアーズと交渉中とも伝えられていたが、DT部門でサンタナ・ドットソンとスティーヴ・ウォーレンの2人をケガで欠くパッカーズが彼を拾うことになったようだ。記者会見では、キャリア最高の体になるようトレーニングしている、と述べたブラウンだが、現在の体重に関してはノーコメント。ダイエットの計画に関しては「トップシークレット」

Notebook: RBグリーンは長期契約を希望

期待のTEババ・フランクス

数日前、ジャゴジンスキーTEコーチはTEババ・フランクスにプロボウラーのチャド・ルイス(PHI)のビデオを見せて「君は彼との差はないし、むしろ優れている」と言った。来年はフランクスにハワイに行ってほしいのだと。それほど首脳陣の期待は大きい。フランクスはオフシーズンはマイアミ大での施設でトレーニングをしているが、周りにいるのがウォーレン・サップ、エジャリン・ジェームス、ジェヴォン・カース。「見回すとプロボウラー、プロボウラー、プロボウラー、そしてルーキーの自分がいるんだ。モティベーションになるよ」

198cmの身長からするとやや細くみえる257ポンドの彼は、体重とパワーを増やそうと奮闘中。昨年はキャッチミスを連発したが、今回のミニキャンプでは大学時代と同様の"sure hands"を見せている。

今年のファーヴの調整法

QBブレット・ファーヴは昨年はトレーニングキャンプでヒジを痛め、プレシーズンゲームを3試合休んだ結果、シーズン開幕後の数試合は調子が上がらなかった。昨年までの彼のオフの過ごし方は、7月にトレーニングキャンプが始まるまではミニキャンプ以外、全くボールを投げずに右腕を休めるというものだった。

トム・ロスリーOCと話し合った結果、急にたくさん投げてヒジを痛めることを避けるために、今年は、ミニキャンプ以外でも7月のトレーニングキャンプまでに多少は投げて準備しておくことにしたようだ。今回のミニキャンプでは午前中の練習だけファーヴが投げて、午後の練習では控えの2人が投げている。 

2001年3月23日

Notebook: WRフリーマンは口を開かず

2001年3月22日

TEタイロン・デイヴィスも契約延長

昨日のLSロブ・デイヴィスに続くもう一人のデイヴィス、TEタイロン・デイヴィスもパッカーズと再契約した。最低額の$47万ドル + 契約ボーナス$5万ドルとのこと。パッカーズのとって、経験ある2番手TEを確保できたことは大きい。5チームほどから話はあったが、先週からシャーマンHCに長時間の説得を受け契約に合意したらしい。ケガのため思うように動けずブクブクに太ってしまった昨季を反省し、7TDを挙げた98年のレベルに戻すことを目指す。

これでパッカーズは自チームのFA達との再契約は、ひととおり済んだと考えてよさそうだ。あと問題になりそうなのは、RFA(制限つきフリーエージェント)のWRブラッドフォードをドラフト5巡指名権と引換えに失うことぐらいかもしれない。 

屋内練習場に新しい人工芝 "FieldTurf"

今回のミニキャンプに合わせ、パッカーズの屋内練習施設 Don Hutson Center には以前からの人工芝に替わって"FieldTurf"という新しい人工芝が張られている。硬さ、密度などいろいろな面でかなり自然芝に近く、また適度に滑ってスパイクが引っかかりにくいという点でも優れているらしい。これまで人工芝といえばケガの多さが槍玉に挙げられてきたが、この$55万ドルの投資がケガの予防に少しでも貢献してくれることに期待したい。 

2001年3月21日

LSロブ・デイヴィスが再契約

パッカーズはロングスナッパーのロブ・デイヴィスと複数年契約を結んだ。彼は「他のポジションで使い物にならないのが難点」という声もあるが、安定した優れたロングスナッパーであり、Kロングウェルの成功率の高さに大いに貢献しているのは確か。彼はすでに32歳、CFLを含めて幾つものチームのキャンプを渡り歩いた苦労人でもある。

また、元バッカニアーズのDTカール・ブラッドリーとも契約を結び、2週間前に契約したばかりのWRロドニー・ウィリアムズを解雇した。 

新オフェンシブラインの展望

アール・ドットソンがスターターに戻ればLGにコンバートされる事が確実なRTマーク・タウシャーだが、今回のミニキャンプの時点では昨季同様RTで行くらしい。LGにコンバートしてしまうと、アール・ドットソンが再び腰を悪化させてしまった場合に再度コンバートするのは2年目のタウシャーにとってリスクが大きいと首脳陣は判断したようだ。現時点でのスターター候補は左から・・・

LT チャド・クリフトン
LG マイク・ウォール またはマーク・タウシャー
C  マイク・フラナガン またはフランク・ウィンタース
RG マルコ・リヴェラ
RT アール・ドットソン またはマーク・タウシャー

こんな感じになると思われる。つまりスターターがほぼ約束されているのはクリフトンとリヴェラの2人。なお、アール・ドットソンはオフシーズンに入ってからも厳格なトレーニングメニューをこなしており、かなり体はできているとのこと。 

2001年3月18日

LBベルナルド・ハリスも契約延長

OGマルコ・リヴェラに続いて、LBベルナルド・ハリスも4年$11.23ミリオンの契約延長にサインした。来年FAになるという点もリヴェラと同じ。契約の目的が「今年のサラリーキャップ額を低く抑える」という点であることもリヴェラと同じ。契約の詳しい内容は明らかになっていないが、この契約によって今年のサラリーキャップ分を約$1ミリオン節約できるとのこと。ロースター・ボーナスは毎年$1ミリオンあるが、来年以降もそれほど高額サラリーに跳ね上がることもなく、両者にとって無難な内容となっているようだ。

この契約によって今後3年間は現在の先発LBがFAになることはなくなった。またサラリーキャップの浮いた分を使って、FAのTEタイロン・デイヴィス、LSロブ・デイヴィスとの再契約,、そして来月ドラフトで指名するルーキーたちとの契約を目指すことになる。

2001年3月17日

ランボーフィールドの命名権はどうなる

ランボーフィールドの名前を企業に売らずにスタジアムの建設費用を捻出するため、、グリーンベイ市長は先月、ウィスコンシン州の各郡に0.1%の物品税を課すことを提案していたのだが、ほとんどの郡からあっさり拒否されたようだ。(グリーンベイ市のあるブラウン郡ではすでに0.5%の物品税が昨年11月から徴収されている)

「努力はしたがダメだった。だからスポンサー企業を探します」ということになってしまうのだろうか。もっともどんな企業の名前が付こうと、ファン達は「ランボーフィールド」としか呼ばないのは確実だが。 

チケットホルダー追加料金の支払期限

スタジアムの大幅拡張工事の費用を捻出するため、パッカーズのシーズンチケットホルダー達は高額な追加料金を求められていたが、その支払期限がこの木曜日。毎年7試合観戦できる"Green Package"のホルダーはなんと$1400ドル。同じく3試合観戦できる"Gold Package"は$600ドル。家族でたくさんのシーズンチケットを持っている人は大変な額になるため、やむなく一部を友人に譲り渡したり、チームに返却するなどの対策を取らざるを得なかったようだ。

そんななかで話題になっているのが、家族で331枚ものシーズンチケットを保有しているマイク・バリス氏。なんと$46万ドル以上の額を支払ったとのこと。彼はパッカーズファンの集まるバーやレストランを経営していて、普段はそのチケットを客に売っているということで、これも商売のうちなのだろう。$46万ドルのうち$20万ドルはチケットを買ってくれる人々からすでに集めたそうで、その点もぬかりはないようだ。 

2001年3月16日

Notebook: RBレヴェンズがミニキャンプを欠席

2001年3月15日

Kロングウェルが意気込みを語る

5年契約を結んだKライアン・ロングウェルが、「自分は、大きな契約を結んだらあとのキャリアを遊んで過ごすような選手ではない」と覚悟を述べている。「自分の目標は高給取りになることではなくプロボウルに出ること、そして史上最高のキッカーになることだ」と頼もしい発言。「確かにグリーンベイでキッカーとして優秀な数字を残すことは困難だが、やれると思う」

グリーンベイに残った理由については、グリーンベイのコミュニティや教会を(夫婦とも)非常に気に入っていること等に加え、スペシャルチームコーチのフランク・ノバックの存在を挙げている。2年続けて同じSTコーチの元でプレイするのはキャリア初なのだとか。交渉の行方を心配していたコーチの方も、孝行息子を確保できてホッと一安心の様子。 

2001年3月13日

RGマルコ・リヴェラが契約延長

JS Onlineによると、来年FAとなるRGマルコ・リヴェラが早くも4年の契約延長にサインした模様だ。昨季最も安定していたラインマンを確保すると同時に、今年のサラリーキャップを$1.3ミリオンほど切り詰めるのが目的(そのぶん2年後あたりは大変そうだが)。これで来年はオフェンシブラインのスターターは1人もFAにならずに済むことになる。

ファーヴの家の屋根が吹っ飛んだ

ミシシッピ州南部を襲った激しい嵐のために、ブレット・ファーヴの家の屋根が吹っ飛んだ(裂けた?)模様だ。嵐が襲った時、ファーヴと彼の幼い娘(生後20ヶ月)は階段の下で身をかがめて難を避けたが、命の危険を感じたとのこと。妻ともう1人の娘は街の外にいて無事でたったが、この周辺ではこの嵐で死者も出ているらしい。

「テレビを見ていたら急に停電になり、その直後にまるで列車のような音が聞こえた」「屋根がはがれる音が聞こえた」「爆弾が落ちたみたいだ」とファーヴが興奮気味のコメントを連発。あれほど恐れを知らぬ男が「生涯で初めて、心底怖かった」と言うのだから、よほどのことだったに違いない。

2001年3月11日

QBダグ・ピダーソンと契約

先日から交渉が続いていたQBダグ・ピダーソンがパッカーズと契約。ハッセルベックの穴を埋めて2番手QBとなる。契約の詳細についてはまだ明らかになっていない。代理人によると「彼はグリーンベイを愛しており、もっと高額で誘ってくれたチームもあったが、ここに戻ってくることを選んだ」

ただし、パッカーズの側はそれほど彼を愛していないのはほぼ確実。本当に彼に声をかけるチームがあったのかは疑問だ。パッカーズオフェンスを良く知っているので、システムに習熟する手間は少ないものと期待できる。

2001年3月 9日

OTアール・ドットソンが1年契約に合意

JS Online によると、高給を理由に先週解雇されていたOTアール・ドットソンが1年契約に合意した。ベテラン最低年俸 + 出場時間に応じた出来高払い、ということのようだ。レヴェンズも同様だが、昨年の出場時間が非常に少なかったため(ドットソンは全体の6%)、「7%出場」を支払条件にしてもサラリーキャップには加算されずに済むらしい。ロン・ウルフGMはOLに関して、「ドラフトでの指名はあるかもしれないが、それ以外でベテランと契約することはないだろう」とのこと。

これで今オフのオフェンシブラインはRGロス・ヴァーバを除いて全員が残留。しかもウィンタースとドットソンが大幅なペイカットをしてくれたため、サラリーの総額もかなり抑えることができた。あとはケガ。

Notebook: FA市場はしばらく静観

ロン・ウルフGMによると「QB探しは早めにしないとイカンが、それ以外は1ヵ月か2ヶ月、FA市場をサイドラインで見守る他ない」とのこと。それも当然の話で、現在パッカーズはキャップ上限までわずか$695,000。大物が移動する今の時期は全く手が出ない。しかし必要になればDTサンタナ・ドットソンやCBタイロン・ウィリアムズの契約を見直してキャップに余裕を作る予定のようだ。

2001年3月 8日

RBレヴェンズの契約詳細

先週に契約見直しを終えたRBドーシー・レヴェンズの契約の詳細が明らかになった。来季のベースサラリーは$90万。出来高払いが多く、その条件は「全オフェンスプレイのうち20%以上に参加」から「70%以上」まで分かれており、どちらにしてもその金額はキャップには加算されないとのこと。70%以上だった場合約$1ミリオンがサラリーに上乗せされる。

契約最終年の2003年にはベースサラリーが$6.1ミリオンにはねあがるため、実質は2年契約といってよい(その後はたぶん契約見直しか解雇か引退)。 アーマン・グリーンからスターターの座を取り戻すことを目指しているレヴェンズにはピッタリの契約ではないだろうか。

OTアール・ドットソンも再契約近し

GreenBay Press-Gazette によると、いったん解雇されたOTアール・ドットソンの再契約が近いようだ。木曜日にチームからフィジカルチェックを受け、ケガの治り具合を確認してから契約を結ぶことになりそう。契約内容は1年契約で最低限のベースサラリー + 出場時間に応じた出来高払い、という形。ドットソンは昨年は二度も椎間板ヘルニアの手術を受け、ほとんどの試合を欠場しているが「もしプレイオフに出ていれば出場できたかも」というほど回復していたので、チェックで合格することはまず大丈夫だろうというのが代理人の見通し。

2001年3月 7日

QBダグ・ピダーソンが再びGBへ?

フィラデルフィアでスターター失格、そして昨季はクリーブランドでカウチの控えを失格になったQBダグ・ピダーソン。かつてはファーヴの控えであった彼は立て続けに旧チームを解雇された後、来季はグリーンベイに戻ってくるかもしれない。Packer Report によると、ロン・ウルフのところにピダーソンの代理人から売り込みがあり、話し合いがあったようだ。どの程度パッカーズ側が興味を持っているかは明らかではないが、現在2番手QBの座が空いているため可能性は十分ある。

ハッセルベックをトレード、ワーフェルは解雇したため現在QBはたった2人。最近契約した元CFLのヘンリー・バリスはまだ発展途上であり、長期計画で育てるらしい。ドラフトでQBを指名するという話もあるが「安くてそこそこの2番手QB」は絶対必要になる。ピダーソンよりマシなのがいそうな気もするが・・・。 

2001年3月 6日

タイトエンドたちの行方

昨季は肩のケガもあってルーキーのフランクスにすんなり先発の座を譲ったTEタイロン・デイヴィスは現在フリーエージェント。来季も2番手TEになることは確実だが、今のところパッカーズは再契約の交渉を進めており、本人も現時点では残留を第一に考えているようだ。しかしチームとしては2番手にたいした金額は払えないし、今オフのFA市場では有力TEの数が少ないこともあって交渉がまとまるかどうかは予断を許さない。

もうひとりの控えTEライアン・ウェットナイトも現在FAだが、こちらは引き留めない様子。

またコミッショナーからの処分待ちのマーク・チュムラには、いまだにリーグからは何の音沙汰もなし。もうFA期間が始まっているのだから、そろそろ結論を出してやらねばチュムラが気の毒だと思うのだがどうなっているのか。 

2001年3月 5日

契約関係 ここまでのまとめ

選手たちの交渉ラッシュが一段落したので、現時点での契約関係のまとめをしておきます。

2001 Packers personnel affairs
Name Pos 備考
Nate Wayne LB 2000年12月に契約延長
LeRoy Butler SS シーズン終了後すぐ契約見直し。2年契約
Ryan Longwell K ビッグな5年契約
Darren Sharper FS さらにビッグな6年契約
Brian Williams LB 解雇
Earl Dotson OT 解雇。その後も契約交渉を継続中
Danny Wuerffel QB 解雇
Henry Burris QB FA契約。CFLで活躍したQB
Dorsey Levens RB 大幅契約見直し。3年契約
Frank Winters C 契約見直し
Brett Favre QB 10年契約(実質6年といわれている)
Ross Verba OG FA。交渉さえ行われず離脱確実。
Matt Hasselbeck QB トレードでシアトルへ。ドラフト指名権と

今のところ実質的に「流出した」と言えるのはLGロス・ヴァーバ。そしてヒザの問題もあってLBブライアン・ウィリアムズ。ファーヴの10年、$100ミリオンの契約は実質は6年。契約ボーナスも少なめなので今後の(引退後も)チームの負担は比較的少なくて済むはず。ベテランの皆さんよく給料カットを承知してくれました。

2001年3月 3日

QBハッセルベックをシアトルにトレード!

2番手QBのマット・ハッセルベックをシーホークスにトレードした。かわりにパッカーズは1巡17位から10位にトレードアップし、さらにドラフト3巡(全体72位)指名権を受け取る。JS Online によるとマイアミもハッセルベックの獲得に名乗りをあげたが、ドルフィンズの1巡目は26位でしかないためシアトルが獲得に成功したようだ。

これにより、今年のパッカーズのドラフト指名権は1巡(10位)、2巡、3巡、3巡、3巡、6巡、7巡の7つになった。

Sダレン・シャーパーの契約詳細

Sダレン・シャーパーが先日結んだ契約の詳細が明らかになった。$7ミリオンの契約ボーナスを含む総額$30ミリオンの6年契約。特徴的なのは出来高払いに相当な金額が用意されていることで、「10インターセプト以上」「5サック以上」またプロボウルに選ばれた回数に応じて大幅に増額されるなど豪華なものになっているようだ。

LGロス・ヴァーバの後釜は

SシャーパーとKロングウェルの2人が高額の長期契約を手にする一方でもう1人のFA、LGロス・ヴァーバに対しては「要求額が高すぎてとてもサインできない」ということで、チーム側はオファーさえしないことに決めているようだ。

LGの後任を争うのはまずマイク・ウォール。昨季は先発LTとなったものの不振のためシーズン途中でスターターの座から降ろされたが、1999シーズンにはLGで6試合出場している。もしアール・ドットソンが再契約し、健康でプレーできればRTマーク・タウシャーが余るので、タウシャーもLGのスターターを争うことになる。

2001年3月 2日

仕上げはファーヴの契約延長

ベテラン達の契約見直しの総仕上げとして、木曜深夜(現地)にブレット・ファーヴが契約延長にサインする模様。彼の契約を最後に回したのは、「他の選手の減俸交渉の成り行きに合わせて、サラリーキャップに収まるようファーヴの契約を最終調整する」ためだったのかもしれない。

JS Online によると、ロン・ウルフGMはファーヴについて「期待」と「後悔」の2つがあると述べた。 期待はもちろんファーヴはもう一度スーパーボウルに行けるということ。そして後悔は「彼がたった2回しかスーパーボウルでプレイしていないということだ。もっと彼を助けてやれたはずなのに。自分に失望している。これはわたしの責任なのだ」

Cウィンタースもペイカットに合意

レヴェンズが契約に合意した数時間後、Cフランク・ウィンタースも大幅な給料カットに合意した。JS Onlineの表現を借りると「いやいやながら」とのこと。ロン・ウルフGMに「フラナガンがスターターである」という宣言をされたうえ$1ミリオンもの減俸ということで、彼にとっては屈辱的かもしれないが、オフェンシブラインのデプスにとっては大きな残留である。そのうえファーヴも長年のルームメイトを失わずに済んだことになる。

RBレヴェンズが3年契約にサイン!

去就が注目されていたベテランRBドーシー・レヴェンズが新しい3年契約にサインした模様。 CBS SportsLineがレヴェンズの代理人に確認を取ったということなので間違いなさそうだ。詳しい金額はまだ明らかになっていないが、大幅な給料カットを飲んだことは間違いない。また先週のうちにシャーマンHCがレヴェンズに「来季のエースはアーマン・グリーンでいく。しかしレヴェンズもオフェンスの重要な一部を担う」ということは話してあるそうなので、起用法についても納得済みと考えていいだろう。

DEレジー・ホワイトが(今度こそ)引退

今度こそホントのホントに引退。 90年代のパッカーズ復活を手伝ってくれた名DE、レジー・ホワイトが引退を発表した。 イーグルスで8シーズン、パッカーズで6シーズン、そして1年の仮引退をはさんでパンサーズで現役復帰をしたものの、最後のシーズンは満足のいくものではなかったようだ。史上最多の198サック。15シーズンで13回のプロボウル。 驚くべきことに彼はこの12シーズンで1試合しか欠場していない。 最後のHCとなったジョージ・シーファートは、「おそらく史上最高のディフェンスラインマンだろう」と偉大なDEを称えている。

2001年3月 1日

どちらにしてもCウィンタースは控えに

ロン・ウルフGMが語ったところによると、Cフランク・ウィンタースが減俸を飲むかどうかにかかわらず、来季のスターターはフラナガンであるとのこと。つまり「控えなのだからそれ相応の給料でガマンしろ」という宣告のようだ。

長年の功労者に対しそれはないのではないかと言いたくもなるが、37歳という年齢のせいか「経験」しかとりえがなくなってきているのも事実。この宣告でウィンタースの残留の可能性は非常に低くなったと言えそうだ。いっぽう27歳のフラナガンは、昨季もケガのウィンタースのかわりに先発を2試合ほど無難につとめているし、特にランプレーでの機動力を首脳陣は高く評価している様子。