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Packers - Falcons Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2010年11月30日
- マイク・マッカーシーHC。「60分間のタフな戦いになると覚悟し、その通りになった。アトランタの好プレーが我々より1つだけ多かった。接戦において、我々もそうして相手を上回らなければいけない。フィールドポジション・バトルであちらが勝ち、こちらはエンドゾーンでターンオーバーを犯し、最後にはスペシャルチームがビッグリターンを許した。どれも大きなプレーだった」
- もし今日レギュラーシーズンが終わったなら、NFC8位でプレーオフを逃すことになる。しかし敗戦後のロッカールームもパニックの兆候はなく、選手たちはプレーオフ進出への自信を失っていない、とPress-Gazette紙。
- QBアーロン・ロジャースの内容についてマッカーシーHC。「今日はものすごいプレーをしたと思う。1つだけ(ファンブルロスト)本人も残念に思っているだろうけれど、足を活かしたプレー、プレッシャーへの対処、ノーハドルの動かし方など、見事な仕事ぶりだった。もちろん勝利が第一だが、彼個人のパフォーマンスとしては上位に入るのではないかと思う」
- 5WR隊形の多用についてマッカーシーHC。「一昨年にもホームで彼ら相手に同じようなオフェンスをしたが、今回の彼らはブリッツが多かった。この速いサーフェスを活かす必要があり、アーロン(QBロジャース)は有利なマッチアップを突いて良い仕事をしてくれた」
- 5WR隊形の使用は14スナップ、104yds、1stダウン5回、TD2回。「僕らは大好きだよ。ウチの武器をフル活用するチャンスを与えてくれる。そのプランで行くぞ、とマイク(マッカーシーHC)が僕らに言いにきてくれた」とWRドナルド・ドライバー。
- 第2Qのロジャースの連続QBスニークのうち、最初のはロジャースが相手陣形を見てスニークに変えたもの、2回目はプレーコールによるもの。ファンブルは相手MLBカーティス・ロフトンにヒットされたボールが何度か跳ねてエンドゾーンに転がってしまった。「押し込もうと動き出したところで、ちょうどボールをヒットされて飛び出してしまった。言い訳のできない失敗だ」とQBロジャース。
- 第6週MIN戦の第2Q以来、パッカーズオフェンスは15クォーターにわたってターンオーバーを犯していなかったが、それもついにストップ。今季ファンブルゼロだったQBロジャースのファンブルロストだった。「こうしてゲームに負けるものだ。勝つべきゲームを落とすのは本当にがっかりする」とQBロジャース。
- 10回26ydsとシャットアウトされたRBブランドン・ジャクソン。「かなりキツかったよ。むこうはラインをアタックしてきて、ボールを持った瞬間にもう相手が目の前に来ているんだ。なんとかかわそうと頑張るしかなかった」
- ふだん2ミニッツ以外はノーハドルオフェンスを使わないパッカーズだが、今回は前半のFGドライブと、第4Q末の同点ドライブで(残り5分59秒からのオフェンスにもかかわらず)使用した。「これはウチの強みだと思っている。オフシーズンからトレーニングキャンプにかけてノーハドルの練習に多くの時間を費やしたが、シーズン序盤は人員の入れ替えもあって使えなかった。スクリメージで最適なプレーを選べる、という点でウチの強みだ」とマッカーシーHCは説明。QBロジャースも、「今後もプランの一部になると予想してる」とのこと。
- テイクアウェイがゼロ、つまり一度もターンオーバーを奪えなかったゲームは今季初めて。
- RBマイケル・ターナーに23回110yds(平均4.8)を許したラン守備についてドム・ケイパースDC。「(1WR・ダブルTE隊形など)大きなブロッカーをこちらにぶつけてきた。タイトエンドの登録は2人だけだったが、74番(OTウィル・スヴィテック)を3人目のTEとして投入してきたり。こちらが良い仕事をしなければ、あのRBは止められない。あちらはランニングゲームのやり方をよくわかっているし、数人がヒットしても倒せなかったプレーが何度もあった」
- RBターナーについてFSニック・コリンズ。「すごくデカくて弾かれるものだから、抱えるのがえらく難しい。こっちもいい仕事はしたと思う。勝つチャンスはあったわけだし」
- 第2Q残り4分、ATL陣48での3rdダウン19。ショートパスをキャッチしたFBムヘリをCBウッドソンとSSペプラーがミスタックルし、16ydsのゲインを許して4thダウン3に。もっと手前で倒せていればギャンブルを敢行する気にはならず、結果としてTDドライブを防げたはずだった。
- ファルコンズは思ったほどノーハドルオフェンスを使わず、第2Q最初のシリーズぐらいだった模様。パッカーズが定番のニッケル隊形だけでじゅうぶん多様なディフェンスができるからかもしれない。
- 大きな敗因となったスペシャルチームについてショーン・スローカムSTコーチ。「フィールドポジション・バトルに勝てなかったことが苛立たしい。そこがスペシャルチームにとって重要なことなのに。そのうえ、試合の最後で大きなリターンを許し、フィールド中央で得点のチャンスを与えてしまった」
- 最後のキックオフカバレッジでのフェイスマスク反則についてILBマット・ウィルヘルム。「なんとしても地面に倒さなければならない状況で、僕はどこでもいいから手を伸ばした。カラーだろうとフェイスマスクだろうとジャージだろうと、なんとか倒さなければと。サイドラインに戻った時は(チームメイトから)『お前はタッチダウンを防いだ』 と言われた」
- 平均のフィールドポジションが自陣17ydsという体たらくについてQBロジャース。「これは本当にきつかった。ここ3週間はフィールドポジションに恵まれて、相手を敵陣深くクギづけにできたのに。今日は自陣20yds以内からのドライブが多かったが、それがオフェンスの言い訳にはならない。17点では十分じゃない」
- CBサム・シールズはキックオフリターンでタッチバックにすればいいのにリターンして失敗したのが2回。後半最初の37ydsリターン(これもエンドゾーン奥5ydsからだった)を除けば、3回平均わずか16.7yds。
- 第2Q、4thダウンでの相手パス成功にチャレンジしなかったことについてマッカーシーHC。「情報がこちらに伝わるのが遅すぎた。ロードではホームと状況が違ってくるのはいつものことだ」
- アクティブ登録から外れたTEドナルド・リーは、「競争しだいで外れる選手もいる、とはコーチから言われていたけど、それが自分になるとはまったく思わなかった。勝利を助けられると思っていただけに、とても失望している。でも自分としては、自分にコントロールできることをするだけだ」と失望をあらわに。しかしTEヘイヴナーがハムストリングを負傷したので、また来週出番が来るはず。
- QBアーロン・ロジャースは4試合連続でインターセプトなし。パス147回連続でインターセプトがなく、現在NFLで続いているものとしては、QBトム・ブレイディ(199)、マット・ライアン(165)に次ぐ3位。ロジャース個人としては過去に159回と157回がある。
- パッカーズのWR3人が5キャッチ(ジェニングス、ネルソン、ジョーンズ)を記録したのは、2007年第12週DET戦(ジェニングス、ドライバー、ジョーンズ)以来3年ぶり。
- WRジョーディ・ネルソンはようやく今季初タッチダウン。左に流れて矢のようなパスを投げたQBロジャースもすごかったが、エンドゾーン左端でキャッチして足を残したWRネルソンも見事だった。
- 試合前のゲームキャプテン記念写真といえば、QBロジャースがこうして(例1・例2・例3)背後に忍び寄るのが控えQB時代からの定番だが、今回はQBロジャースがゲームキャプテンのため、こんな感じに。後ろはおそらくCBウッドソンとQBフリン。
- ILBブランドン・チラーは以前から悪かった肩を悪化させてしまった。キックオフカバレッジの際に、腕が後ろに強く引かれる形になったらしい。「肩が悪い人間にとっては一番まずい形だった。ハーネスを使っていたおかげで完全に壊れる事態は避けられたと思うけど、ものすごく痛かったよ」と本人は説明している。
- ILBチラー、CBパット・リー(足首)、TEスペンサー・ヘイヴナー(ハムストリング)とも、以前から悪かった箇所を悪化させてしまったので、3人ともしばらく出場できないのではないか。残り試合が少ないのでインジャリーリザーブ入りもありそう。