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Notebook: RBグリーンとDEジェンキンズの交渉進行中
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2007年2月25日
インディアナポリスのスカウティング・コンバイン会場でマッカーシーHCとトンプソンGMがそれぞれ記者会見に応じたので、主にその中から話題を紹介する。
なおドラフト候補選手については、各球団とも絶対といっていいほど本音を口にしないので、実のあるコメントなど期待するだけ無駄というもの。FA選手については、交渉を有利にするために球団側や代理人サイドから情報がリークされることも多々あるが、ドラフトについては、情報を漏らして球団側が得をすることはない。噂ばなしはライバルチームをかく乱するためのニセ情報であると疑ってかかるぐらいの方がいい。
- RBアーマン・グリーンとの契約延長交渉は続いているが、合意に至らないままFA解禁日を迎える可能性も十分ある。「我々は彼に戻ってきてほしいし、彼も戻ってきたいのだと私は思っている。彼は優れた選手で、パッカーズでの地位を確立している。ウチでキャリアを終えられたら素晴らしい。契約はまとまるときはまとまるもので、両者の気持ちが一致するかどうかだ。まだそこには至っていない」とトンプソンGM。
- DEカレン・ジェンキンズとの長期契約交渉も、コンバインのインディアナポリスで進行中。若いうちにもう一度FAとなるために、短めの3年か4年契約をジェンキンズ側は望んでいる。こちらは制限つきフリーエージェント(RFA)なので、交渉が合意に至らなければ3月1日までに4段階のいずれかをオファーして、1年契約で引き留めを図ることになる。
- 出場停止処分中のWRコーレン・ロビンソンについて代理人は、「カウンセリングを受けていて、家族と一緒に暮らしている。Alcoholics Anonymousの会合にも出席している。またパッカーズに戻ってブレットと一緒にやれることを楽しみにしている。体は(処分前)グリーンベイにいたときと全く同じサイズで、ハードにワークアウトしている」と語っている。90日間の服役を終えたら、フロリダ州オーランドでトレーナーについて練習をする予定とのこと。私生活の問題を乗り越えられるかどうかについては、「全ては本人にかかっている。もし彼が本気で復帰する気があれば、必ずどこかでプレーさせてもらえる枠はあるだろう。しかしそれにはフィールド外での問題にしっかり対処して、復帰したらすぐにチームを助けられるようにトレーニングを頑張って準備しておくことだ」
- マッカーシーHCは、トレーニングキャンプで体力面の消耗をうまく管理できなかったことが昨季のスタートダッシュ失敗の一因と考えている。「特にキャンプの第3週では、もっとうまく選手たちの体力回復を図るべきだったと感じている。今年はそのあたりの練習を短めにするタイム・マネジメントを考えている」とマッカーシーHC。今年はトレーニングキャンプ入りするまでにOrganized Team Activities(OTA)で体力面を強化しておき、トレーニングキャンプでは休息を増やしたい、とのこと。
- QBブレット・ファーヴの手術予定はまだはっきりしていないようで、「近いうち」としかマッカーシーHCは説明しなかった。彼によると術後の回復期間は8週から10週といったところ。今年のファーヴのミニキャンプおよびOTAの参加については、「昨年と同じぐらいの参加日数を予想している」とのこと。
- かつてセインツで一緒だったQBアーロン・ブルックスがレイダーズから解雇されたが、その獲得についてマッカーシーHCは否定的なコメントをしている。「ブレットには十分すぎるほど経験があって、成長をはかるべき若いQBたちもいる。私にとってこれが望むべき姿なので、アーロンを加えることはあまり考えていない」
- マッカーシーHCはかつてチーフス時代にマーティ・ショッテンハイマーHCの下でQBコーチを務め、「彼はこれまで一緒に働いた中で最高のフットボールコーチだ」と尊敬の念は今も変わることがない。チャージャーズから解雇されたいま、「アドバイザーとして加わってもらうことも今後考えたい」とのこと。
- 2002年に1年だけパッカーズに在籍した元LBハーディ・ニッカーソンが、ベアーズのLBコーチに就任した。ロン・リヴェラDCが退団してボブ・バビッチLBコーチがDCに昇格したため、その穴を埋めることになる。ニッカーソンはバッカニアーズ時代にラヴィー・スミスHC(当時LBコーチ)の下でプレーしていたので、その縁で誘われたものと思われる。