グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年7月 2日

LBニック・バーネットの店に市長が助け舟

6月27日の記事でお伝えしたLBニック・バーネットの店"FiveSix"の酒類販売許可の更新について、グリーンベイ市長ジム・シュミットが木曜日に記者会見を開き、「彼にセカンドチャンスを与えるよう再検討すべき」と委員会に求めた。バーネットに更新を許可しなかった委員会がその後同じような状況の店に更新を許可したことが広く報道されたこともあり、人種問題に関する市のイメージダウンを避けようとしたものと思われる。

今後は、トラブルを減らすためのバーネット側の改善策を含め、委員会は許可証の更新について再検討していくようだ。委員の1人は、「市長の発言は決して『命令』ではないが『要請』より強い」と語っており、前回は8対4で更新許可を否決された票が今度は逆転するだろうとの見通しを示している。

ところで市長発言の前の6月27日、この件についてインタビュー中のバーネットと地元テレビ局のクルーが"FiveSix"の前の道路を渡ったところ、それが交通違反だとして警官から文書による注意を受けるという事件があった。その注意をしたのは、委員会でバーネットに不利な証言をしたのと同じ警官であり、怒ったバーネットは「グリーンベイ警察から不当な扱いを受けている」と非難。翌日になって警察側は注意を撤回し、「彼はよい警官だがこの件に関してはやや熱心すぎた」とコメントしている。

また市長発言翌日の6月30日朝、バーネットの店の壁にスプレーペイントで大きなイタズラ書きがされるという事件もあった。すぐにペイントで消されているが、内容はカギ十字と人種的な中傷だったようだ。インタビューに応じたジム・シュミット市長はあらためて「グリーンベイは差別的なコミュニティではない」と述べ、市のイメージダウンについての懸念を語っている。

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