グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年5月31日

ドラフト指名選手紹介 8: DEマイケル・モンゴメリー

6巡6位 DE/DT マイケル・モンゴメリー Mike Montgomery
Texas A&M Senior 6-5(195cm) 276lb(125kg) 40yds/4.94秒 1983年8月18日生

経歴 : テキサス州センター出身。高校時代はバスケでも活躍。おそらく学業成績が足りずにジュニアカレッジで2年過ごし、そこでオールアメリカンに選ばれる活躍を見せて、2003年にテキサスA&Mへ。生まれつきの不整脈を治す手術を受け、体調不十分ながらベンチから常時出場して45タックル。4年生になると先発DEに定着し、78タックル、6サック、12ロスタックルの大活躍で、オール"Big12"カンファレンスの1stチームに選ばれた。

Strengths : やや物足りない直線スピードの割にはクイックネスやアジリティに優れ、アスレチック能力は十分ある。サイズがあり、必要ならばかなりバルクアップできる骨格を持っている。腕が非常に長く、手が大きい。よい嗅覚を備え、注意深さもある。ボールキャリアーを素早く見つけ、"High Motor"でパスートする。オープンフィールドのタックルもよい。

Weakness : バルクが足りず押し負けることがあるので、DTをやるなら体重を増やす必要がある。DEとしては、4.94秒のスピードはやや物足りない。つまり、悪い意味で"Tweener"の恐れあり。からだ全体のパワーが不足気味。姿勢が高すぎることがある。ジュニアカレッジ経由のため先発経験がわずか1シーズンで、トップクラスの経験が不足している。下記のように頭脳面は心配。

メンタル面 : ワンダーリックテストがわずか9点というのは非常に悪い数字。スキームを身に付けるためには多くの練習量をこなす必要がある(つまり覚えが悪い)のでは、と見られている。いっぽうハードワーカーぶりは非常に高く評価されており、試合でも練習でも骨身を惜しまず最後まで頑張るタイプ。向上心が強い。

健康面 : 不整脈の手術から2年が経ち、もう全く心配はないと本人は強調する。「検査してみると、生まれつき余計な心臓の血管があって、そのためプレー中に頻脈になることがあり、ちょっと疲れやすかった。でも手術で治してからは、問題は何もないよ」とモンゴメリー。手術直後の2003年シーズンは体力が完全には戻らず苦しんだが、2004年には大活躍で不安を払拭して見せた。

パッカーズにとって : アウトサイドのスピードパスラッシャーが必要と見られていたが、今年はDL選手は彼1人の指名に留まった。「プロでは、バルクアップしてDTにした方がいい」という声もあるが、大学時と同様にストロングサイドのDEをやらせていく予定。キャンプでは、DEコーリー・ウィリアムズ(昨年の6巡)やDT/DEピーターソン(一昨年の3巡)らとともに、キャンプマンの控えの座を争うことになるだろう。

etc. : 母のロージーはかつてバスケで活躍した選手。大学ではオールアメリカン、プロバスケットボール(WBL)のネブラスカ・ラングラーズでは1981年の全米制覇にも貢献している。

カテゴリ : Draft, Player