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Notebook: 立ち直りのきっかけを探して
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2003年9月24日
- 定例の記者会見でのマイク・シャーマンHC。「確かにいま我々は歯車が噛み合っていない。しかし必ず元に戻せると信じている。いまはみな少し気分が落ち込んでいるのは間違いない。それに気付かないようでは、私は盲目だということになる。しかし、あの男たちと一緒なら、必ず問題を解決できると私は確信している」
- いまだに悔しそうにロッカールームを歩き回るSダレン・シャーパー。「はっきり言う必要がある。向こうはルーキーWRが2人だった。そりゃあジェフ・ブレイクは良いQBだが、ブレット・ファーヴってわけじゃない。こちらのタレントからすれば、あのチームは止められたはずだ」
- 「これはどのチームにも起こりうることだ。以前にも、0勝2敗からイーグルスになんとか6-3で勝って初勝利を挙げた年もあった」と2000年シーズンを思い出しているのはRGマルコ・リヴェラ。惜しくもプレーオフには届かなかったが、終盤の4連勝で勝ち越したシーズンだ。「な? 俺たちは盛り返せるんだ。14勝2敗だって可能なんだ。どうして信じられないことがある? 俺たちは一つにまとまってお互いを信じ、頑張っていかなきゃいけない」
- 毎週月曜日の大事な仕事は、前日の試合のビデオを見ること。特に今回は選手たちにとってつらい時間だったようだ。「残酷だ」とCBアル・ハリス。
- ディフェンス不振の最大の原因はパスラッシュ不足だ、とシャーマンHCは認めている。ラインがパスラッシュをかけられないためにQBブレイクにたっぷりと時間を与えた。それを補おうとブリッツを入れてもあっさりブロックされ、手薄になったフィールド中央を好きなように走られる、という悪循環。「今よりもパスラッシュを向上させることが、どうしても必要だ。インサイドからのパスラッシュがもっとあったなら、防げたはずのパスがいくつもあった」とシャーマンHC。「2ディープのようなゾーンカバレッジは、QBにプレッシャーをかけて投げ急がせてこそ、有効なのだ。ゾーン守備には穴もある。QBに時間を与えては、そこを突かれてしまう」
- この3試合、影をひそめているのがロングパス。アグレッシブにダウンフィールドを攻めることができていない。シャーマンHCは、問題はQBブレット・ファーヴ自身でなく、彼を取り巻くレシーバー陣の入れ替わりが激しいことが原因だと分析している。「レシーバー陣が一定しないため、彼が少し迷ったり、躊躇することがあるように思う。素早い判断を迫られるQBには、そうしたことが影響してしまうのだ」
- 目を痛めたRGマルコ・リヴェラは、検査の結果、最も心配された眼窩骨折はなく、腫れも視力も元に戻りつつある。目の回りは真っ青になり、視界もまだ多少ぼやけるものの、ベアーズ戦でのプレーには支障はなさそうだ。このケガの原因となったカーディナルスのDTタナーについてRGリヴェラは、「悪意のあるプレーじゃない。こっちがカットブロックをしようとして、彼はヒザを守ろうと手を下に下げた。その指がモロに入ったんだ。フェイスマスクを抜けて、僕の目ん玉が頭に押し込まれた」と、聞くだけで痛そうな話。
- ヒザを再び悪化させたWRロバート・ファーガソンだが、さいわいMRI検査の結果、さらなる損傷は見つからなかった。要するに、1週間かけて回復した分を、試合に出ては元に戻してしまう、という感じだろうか。それが2週続いたわけだが、本人は後悔する様子はない。