パッカーズは6巡37位(全体213位)でTEケナード・バックマンを指名。前述のとおり5巡でトレードアップしたため7巡指名権がなく、これで今年のドラフトは終了となった。今年はオフェンスとディフェンスが4人ずつだった。7巡最後の選手が指名された瞬間からドラフト外選手との契約が始まっている。
Bio : アトランタ近郊、ジョージア州オーステル出身。高校ではTE兼DLをプレーし、またバスケットボールでも活躍した。大学ではレッドシャツを経ず、1年目からスターターに定着。3年目の2013年はキャッチ302yds・2TD、4年目の昨季はキャッチ39回399yds・3TDを挙げた。
Strengths : がっちりした体型でアスレチック能力が高い。人混みでキャッチできるパスキャッチ能力があり、遠いパスにもアジャストして確保できる。ランアフターキャッチでもタフにヤードを稼ぐ。通常のTEだけでなく、H-バックやスプリット・エンドとしてもプレーしてきた。プロデイで出した4.66秒はコンバインならTE中3位にあたる。
Weaknesses : 身長はやや物足りない。走る姿勢が高く、スクリメージでのジャムでルートを乱されやすい。カットを切る際に鋭さがなく、相手からセパレートしにくい。ランでもパスプロでもブロッキング能力には疑問符がつく。
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チーム事情 : プレーオフの戦犯TEブランドン・ボスティックが退団し、3番手TEの座が空いていた。スピードのあるバックマンを一人前に育てることができれば、バランス型のTEリチャード・ロジャースと面白いコンビになる。
UABの悲劇 : アラバマ大バーミンガム校のフットボール部は昨年12月に廃部が発表された。ディビジョンI校のフットボール部としては20年ぶり。学長が選手たちに廃部を伝えたときのビデオも有名になった。「クレイジーな状況だった。1つの部屋であれだけたくさんの大人が泣いているは初めて見た」とTEバックマン。
アラバマ大バーミンガム校 : パッカーズで公式戦に出た同大出身者はいない。他球団では、ファルコンズのWRロディ・ホワイトがもっとも有名。
バスケットボール : 「僕がフットボールを選んだ時には家族の多くが驚いた。バスケの方でスターになると期待されていたからだ。どこかの時点で1つに絞らなきゃいけない。ただ、バスケの経験はキャッチングですごく活きているよ」
紹介記事 : NFL.com / アラバマ大バーミンガム校