NFLから配布されるCompensatory Draft Pick(補償ドラフト指名権)として、今年のパッカーズには6巡指名権が2つ与えられた。これは前年のFA市場で流出の方が大きかった球団に配布されるもので、NFLの戦力均衡策の1つ。今年は14球団に32指名権が配布された(全リスト)。計算方法は公開されていないが、おもに契約の大きさと移籍後の出場時間を元に算出される。なお、この指名権はトレードできない決まりとなっている。
これで今年のパッカーズの指名権は以下の9つとなった。
1巡30位
2巡30位 (全体62位)
3巡30位 (全体94位)
4巡30位 (全体129位)
5巡30位 (全体166位)
6巡30位 (全体205位)
6巡35位 (全体210位) ← Compensatory Pick
6巡37位 (全体212位) ← Compensatory Pick
7巡30位 (全体247位)
昨年パッカーズから出て行った高額FA選手は、Cイヴァン・ディートリック=スミス(4年$14.25MでTBへ)、WRジェームズ・ジョーンズ(3年$10MでOAKへ)の2人。あとはOTマーシャル・ニューハウス(CIN)とDE C.J.ウィルソン(OAK)がともに1年80万ドル前後で、彼らの分はカウントされなかったようだ。逆にパッカーズが獲得したFA選手はゼロ。OLBペッパーズもNTガイオンも解雇選手のため、このFA収支にはカウントされない。(元々それを見越して獲得している)
1994年に同制度ができて以来パッカーズは35指名権を受け取っていて、これはレイヴンズ(44)に次いで多い。近年では、RGジョシュ・シットン(2008年4巡)、DEマイク・ダニエルズ(2012年4巡)といった中核選手がこの指名権で入団している。