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Packers 31 - 21 Raiders
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年8月23日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Raiders (1-2) |
7 |
0 |
0 |
14 |
21 |
Packers (2-1) |
8 |
14 |
3 |
6 |
31 |
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パッカーズは今季初めてのホームゲーム。天気は曇り、気温は26℃。パッカーズは序盤から攻守にレイダーズを圧倒し、先発オフェンスは前半だけで3TDを挙げ、ディフェンスも最初のロングTDランのあとはシャットアウトに成功。最終盤のガーベッジタイムに2TDを許しただけだった。この日は試合前にも試合中にも、球場全体でSチャールズ・ウッドソンを顕彰する機会があった。
◆ ◆ ◆
主力RBトリオは前半だけでラン78yds、パスキャッチ74ydsの大活躍で勝利に貢献。QBロジャースは成功率こそ低かったがTDドライブを3回成功させた。今回の2番手QB争いはスコット・トルジーンに軍配。WRよりもRBとTEへのパス成功の多いゲームだった。3rdダウンとレッドゾーン成功率の高さが勝利につながった。
先発ディフェンスは第1シリーズでミスタックルからロングTDランを許したものの、その後は4シリーズ連続で3&アウトに抑える素晴らしい働き。中でもOLBジュリアス・ペッパーズ(1サック・2ロスタックル)とCBデヴォン・ハウス(パスブレークアップ3回)の活躍が目立った。
先週に続き、反則(11回)が多かったのが反省材料。タッチダウン後はすべて2ポイントコンバージョン(2回成功2回失敗)を敢行したため、KクロスビーはPATを蹴る機会なし。Sハイドがパントをマフしている。
ケガ人は、途中退場したNT B.J.ラジ(右上腕)の状態が心配なところ。ILBブラッド・ジョーンズも脚のどこかを痛めたかもしれない。そのほかOGアンドリュー・ティラーがヒザか足首を痛めて退場している。
第1Q
- GB陣27 : RBレイシーの4ydsラン、-1ydsロス、OAKオフサイドで3rdダウン2、TEロジャースへの32ydsパスでOAK陣へ。RBレイシーの12ydsラン、17ydsランでゴール前04ydsに迫る。さらにRBレイシーのラン2回で先制タッチダウン。2ポイントコンバージョンはWRネルソンにパス成功。
- OAK陣40 : WRジェームズ・ジョーンズへの9ydsパス、RBジョーンズ=ドリューの3ydsランで1stダウン。WRジョーンズへの6ydsパス、2ydsランで3rdダウン2、RBジョーンズ=ドリューが40ydsTDラン。
- GB陣20 : TEロジャースへの8ydsパス、RBスタークスの1yd、2ydsランで1stダウン。連続パス失敗で3rdダウン10、RBスタークスへのパスはわずかに1stダウンに届かず。ギャンブル敢行もGBホールディングで取りやめ。
- OAK陣37 : サック(OLBペッパーズ)などで3rdダウン14、RBマクファッデンへのパスは-2ydsロス。
- GB陣12 : [初めて2バック隊形] パス失敗とRBスタークスの3ydsランで3rdダウン7、サックされてパント。
- GB陣48 : RBマクファッデンのラン2回で3rdダウン6、WRジョーンズへのパスは通らず3&アウト。
- GB陣11 : WRコブ落球などで3rdダウン10、RBスタークスへのパス失敗で3&アウト。
- OAK陣45 : 3rdダウン10からWRジョーンズへのパス失敗で3&アウト。
- GB陣33 : RBハリスの2ydsランとOAKアンネセサリーラフネスで1stダウン。
第2Q
- RBハリスへのスクリーンパスが31ydsゲインしてレッドゾーンへ。WRネルソンへのクイックパス7yds、TEロジャースへのパス失敗で3rdダウン3、エンドゾーンのWRネルソンへのパスは通らず。4thダウン3、WRネルソンへのパスがミスタックルを誘って19ydsのタッチダウン。2ポイントコンバージョンはWRアダムズに通らず。
- OAK陣20 : RBマレーの-2ydsロス、4ydsパスで3rdダウン8、TEリヴェラへのパスは通らず。
- GB陣34 : GBホールディング、RBハリスの17ydsランで1stダウン。3ydsラン、RBハリスへの11ydsパス、OAKイリーガルコンタクトでFG圏内へ。RBスタークス落球、5ydsラン、RBスタークスへの23ydsパスでゴール前07ydsへ。-1ydロス、パス失敗で3rdダウン8、RBスタークスのランは止められるが、OAKアンスポーツマンライクコンダクトで1stダウン。WRボイキンへのパス失敗、RBスタークスの-3ydsロスで3rdダウン6、TEクウォレスに6ydsTDパス成功。2ポイントコンバージョンはOAKインターフェアでやり直し、RBスタークスのランで成功。
- OAK陣22 : 連続GBパスインターフェア(ともにCBシールズ)でGB陣へ。RBマレーのノーゲイン、ロングパス失敗で3rdダウン10、投げ捨てでパント。
- GB陣14 : [QBフリン率いる2ndチーム] RBハリスの4yds、2ydsラン、GBフォルススタートで3rdダウン9、WRアダムズへのパスは通らず3&アウト。
- OAK陣40 : [GBは2ndチームディフェンス] WRムーアへのクイックパス6yds、RBシーツのノーゲインで2ミニッツへ。3rdダウン4からWRストリーターへの16ydsパス、WRジョーンズへの12ydsパスでFG圏内へ。連続パス失敗で3rdダウン10、投げ捨てで4thダウン10。OLBペリーがサック&ファンブルフォース、OLBニールが拾って17ydsリターン。
- OAK陣39 : RBハリスへのスクリーンパスをLBカリル・マックがインターセプト。
- GB陣42 : 残り52秒。WRリヴェラへの3ydsパス、RBシーツへの6ydsパス(OAKタイムアウト#2)、RBシーツへの1ydパスで1stダウン。ロングパス失敗で残り10秒。OAKホールディングでFG圏内から出てしまう。残り04秒、ヘイルメリー失敗でハーフタイムへ。
第3Q
- OAK陣20 : [OAKは引き続き1stチーム] WRジョーンズへの9ydsパス、RBマレーの6ydsランで1stダウンを取り、WRムーアへの40ydsパスでFG圏内へ。5ydsラン、GBイリーガルコンタクトで1stダウン。WRリースがTDパス落球で3rdダウン9、WRジョーンズへの14ydsTDパスはレビューで取り消しに。4thダウン9はパス失敗に終わる。
- GB陣14 : RBハリスの4yds、2ydsラン、GBフォルススタートで3rdダウン9、QBスクランブルは3yds足りず。
- OAK陣42 : [QBマグローイン率いる2ndチーム] WRホームズへにクイックパス3ydsのあと、RBシーツのランでSリチャードソンがファンブルフォース、Sバンジョーがリカバー。
- GB陣43 : TEストーンバーナーへの9ydsパス、RBハリスの4ydsランで1stダウン。TEストーンバーナーへの4ydsパス、WRホワイト落球で3rdダウン6、RBハリスの8ydsランでFG圏内へ。5ydsラン、クイックパス不発、GBフォルススタートで3rdダウン10、WRホワイトへの19ydsパスでレッドゾーンへ。GBフェイスマスク、RBヒルへの5ydsパス、WRアダムズへのパス失敗で3rdダウン20、WRアダムズへのパスは通らず。41ydsFG成功で18点差に。
- OAK陣29 : TEレオンハートへの14ydsパス、RBマレーの2ydsラン、パス失敗で3rdダウン8、WRリトルへのパスは6yds止まり。4thダウン2はRBマレーへの20ydsパスで1stダウン。サック15yds(OLBエリオット)、RBマレー落球で3rdダウン25、WRマーフィへのパスは通らずパント。
- GB陣20 : [QBトルジーン率いる3rdチーム] クイックパス失敗とRBヒルのノーゲインで最終Qへ。
第4Q
- 3rdダウン10からTEストーンバーナーへの16ydsパスで1stダウン。TEテイラーへのクイックパスがミスタックルで15ydsゲイン。WRジレットへの8ydsパス、RBヒルの3ydsランでOAK陣へ。TEテイラーへの7ydsパス、OAKアンスポーツマンライクコンダクトでレッドゾーンへ。RBヒルの-1ydランとスクリーンパス失敗で3rdダウン11、WRジレットが15ydsTDパスキャッチ。2ポイントコンバージョンはパスをティップされて失敗。
- OAK陣20 : RBスチュワートのラン2回で3rdダウン5、WRホームズへのパスは通らず。
- GB陣26 : RBパーキンスの1ydランのあと、WRハーパーへの27ydsパスでOAK陣へ。RBパーキンスの3ydsランと-3ydsロスで3rdダウン10、TEペリロへ13ydsパスが通ってさらに1stダウン。GBホールディング、3ydsラン、WRハーパーへの6ydsパスで3rdダウン11、WRジャニスへのパスは通らず。53ydsFG失敗で追加点ならず。
- OAK陣43 : WRバトラーへの13ydsパス、WRサイモンソンへの21ydsパスで得点圏へ。RBアトキンソンの4ydsンランのあと、WRバトラーに19ydsTDパス成功。2ポイントはパス失敗。
- GB陣28 : [OL陣は4thチームに] 残り2分35秒。RBパーキンスのノーゲインで2ミニッツ。1ydランで3rdダウン9、QBスクランブル不発でパント。
- OAK陣34 : 残り1分。WRクライナー落球で3rdダウン10、WRクライナーへの14ydsパスで1stダウン。WRホームズへの24ydsパスでFG圏内へ入り、WRバトラーへの28ydsパスでタッチダウン。2ミニッツはRBアトキンソンのランで成功。
- ニーダウンで試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
Raiders |
Points |
31 |
21 |
Total Yards |
392yds |
311yds |
First Downs |
24回(ラン8・パス12・反則4) |
18回(ラン3・パス12・反則3) |
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Rushing |
115yds(37回・平均3.1) |
77yds(17回・平均4.5) |
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Passing |
283yds(21/41・3TD・0INT) |
272yds(23/44・2TD・0INT) |
Sacked |
2回6yds |
3回38yds |
Passer Rating |
87.8 |
86.6 |
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3rd Down Efficiency |
9/19 (47%) |
4/14 (29%) |
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Turnovers |
1回 (INT1/FUM0) |
2回 (INT0/FUM2) |
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Field Position |
自陣26yds |
自陣36yds |
Punt |
6回42.8yds(ネット41.7yds) |
7回45.6yds(ネット40.1yds) |
Kickoff Return |
3回平均25.7yds |
2回平均21.0yds |
Punt Return |
3回平均6.0yds |
4回平均1.8yds |
Field Goals |
1/2 |
0/0 |
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Penalty |
11回109yds |
9回84yds |
Time of Possession |
34分48秒 |
25分12秒 |
オフェンスの犯したターンオーバーは1回。
- 第2Q残り58秒、QBフリンからRBハリスへのスクリーンパスがインターセプトに。1巡5位指名のLBカリル・マックが素晴らしい反応でボールを奪い取った。
ディフェンスの奪ったターンオーバーは2回。
- 第2Q残り1分、OLBペリーがQBショーブをサックしてファンブルフォース、OLBニールが拾って17ydsリターン。(ビデオ)
- 第3Q、相手ランプレーでSリチャードソンがファンブルフォース、Sバンジョーがリカバー(ビデオ)。RBシーツが10ydsちかくゲインしたところ、Sリチャードソンが横方向からハードヒットした。ヘルメットtoヘルメットにも見える。
QB3人の合計は21/41・283ydsでレーティング87.8。
- 先発QBアーロン・ロジャースは第2Q半ばまで6シリーズ出場。9/20、139yds、2TD、0INTでレーティング101.9。何度もヒットを受けて成功率が悪かったが、敵陣レッドゾーンでは3回すべてTDに結び付けた。おそらく最終週は出場しないので、今プレシーズンは20/33、267yds、3TD、0INTのレーティング116.6。
- 2番手QBマット・フリンは第3Q終盤まで4シリーズ出場。4/7、37yds、0TD、1INTでレーティング11.2。ショートパスもいまひとつコントロールがよくない。
- 3番手QBスコット・トルジーンは第3Q末から試合終了まで3シリーズ出場。8/11、107yds、1TD、0INTでレーティング133.5。プレッシャーを受けながらもシャープな出来で、3rdダウンロングを3回も成功させた。今回は、フリンとの2番手争いはあきらかにトルジーンに軍配。
- ドラフト外ルーキーのQBチェイス・レティグは出場せず。
チームラッシングは37回115yds(平均3.1)、1TD。
- 前半のRBトリオはラン20回78yds(平均3.9)、レシービング4回74ydsを挙げ、トータルオフェンス211ydsの72%を稼ぎ出した。
- RBエディー・レイシーは6回36yds(平均6.0)・1TD。最初のシリーズでタッチダウンを決めて退いた。最終週はおそらく出場しないだろう。今プレシーズンは2試合で11回61yds(平均5.5)・1TDと申し分なし。
- RBジェームズ・スタークスは7回9yds(平均1.3)とランはシャットアウト。レシービングで2回32ydsを稼いだが落球もあり。
- RBドゥワン・ハリスは第3Q途中まで出場し、ラン12回56yds(平均4.7)、パスキャッチ2回42ydsの活躍(ビデオ)。一昨年終盤を思い出させる走りだった。味方反則で取り消しになったプレーでも10yds以上ランが出ている。キャッチ後の走りが素晴らしく、ブリッツのピックアップでも好ブロックあり。ただしフォルススタート2回はいただけない。
- 終盤に登場のRBマイケル・ヒルは4回4yds、RBラダリアス・パーキンスは6回5ydsとシャットアウトされた。
WR/TE陣は以下のとおり。RBやTEへのパス成功が多く、成功21回のうちWR陣はわずか7回だけだった。
- 今週も最初のシリーズは、WRネルソン、WRコブ、WRボイキン、TEロジャース、RBレイシーの5人で固定。第2シリーズもRBをスタークスに入れ替えただけ。第3シリーズになって初めてFBクーンが入った。
- WRジョーディ・ネルソンは2回19yds・1TD。第2Qのタッチダウンは4thダウン3から早いタイミングのバックショルダーパスに、相手CBがミスタックルしたもの(ビデオ)。2ポイントコンバージョンは右アウトサイドからのクイックスラント。
- WRランドール・コブはパスキャッチなし。第4シリーズにワイドオープンで落球したプレーはタッチダウンのチャンスもあった。WRジャレット・ボイキンとWRダヴァンテ・アダムズもパスキャッチゼロに終わった。
- WRクリス・ハーパーは2回33yds。27ydsのダイビングキャッチは見事だった。
- WRアレックス・ジレットは見事なサーカスキャッチで15ydsのタッチダウン(ビデオ)。QBトルジーンからのパスはオーバースローだったが、いちど右手でティップして引き寄せ、エンドゾーン右端ぎりぎりで確保した。
- 7巡指名WRジェフ・ジャニスはパス成功なし。QBロジャースとプレーする機会はなかった。
- 今回も3巡指名TEリチャード・ロジャースが先発し、2回40yds。とくに先制TDにつながった32ydsパスキャッチは彼らしい好プレーだった。(ビデオ)
- TEアンドリュー・クウォレスは唯一のパスキャッチが6ydsのタッチダウン。(ビデオ)
- TEロジャースもTEクウォレスもランブロックでミスしたあとにパスキャッチで汚名返上している。
- 控え組ではTEジェイク・ストーンバーナーがよく働き、3回29yds。
先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cトレッター、RGラング、RTブラガ。
- 先発組のパスプロテクションはやや不安定で、QBロジャースは1サックの他にも何度かヒットを受けた(写真)。第3シリーズの被サックは、インサイドへスタントしてきたDEウッドリーにLGジョシュ・シットンの対応が遅れたもの。
- 先発センターのJ.C.トレッターは4thダウン1のランプレーでホールディングを犯し、1stダウンをフイに。第2シリーズで左脚のどこかをドクターに診てもらっていたが、退場せずプレーを続けた。
- 2ndチームOL陣は、LTシェロッド、LGアンドリュー・ティラー、Cトレッター、RGレーン・テイラー、RTアーロン・アダムズ。
- 3rdチームOL陣はRTアダムズ、LGテイラー、Cゲアハート、RGティラー、RTシェロッド。2ndチームのタックルとガードの左右を入れ替えたもの。RGティラーが負傷退場するとOGジョーダン・マクレーが出場。
- OTデレク・シェロッドは今回も両サイドをプレー。目立ったミスは1つもなく、先週の汚名を返上した。
- 4thチームOL陣はLTジェレミー・ヴノヴィッチ、LGジョーダン・マクレー、Cガース・ゲアハート、RGジョン・フリントン、RTアーロン・アダムズ。
パス守備はQB2人を相手に23/44、272yds、2TD、0INTのレーティング86.6。
- 先発QBマット・ショーブは第3Q最初のシリーズまで出場し、13/27・110ydsでレーティング59.2。とくに3rdダウンでよくパスを守ったのがパッカーズの大きな勝因。
- パス272ydsのうち119yds(2TD)は最終盤のガーベッジタイムに許したもの。
- パスラッシュはまずまずで、サックはQBショーブに2回(OLBペッパーズとOLBペリー)、QBマグローインに1回(OLBエリオット)。
- パスカバレッジでは、後述のようにCBハウスが頑張りを見せ、CBシールズはインターフェア2回。
ラン守備は17回77yds(平均4.5)・1TD。
- 最初のRBジョーンズ=ドリューの40ydsTDランは、3rdダウンショートで11人全員を前に上げてのラン警戒が裏目に(ビデオ)。SハイドとILBホークがミスタックルすると、もう後ろには誰もいない。
- 上記の40ydsTDランを除けば、16回37yds(平均2.3)とよく止めている。10yds以上のランもその1回だけだった。
ディフェンシブライン
- 今回も先発は左DEデイトン・ジョーンズ、NTラジ、右DEダニエルズ。
- 右腕負傷のラジに代わって第3シリーズからはジョシュ・ボイドがノーズタックルに。
ラインバッカー
- 先発OLBはマシューズとペッパーズ。2ndチームはペリー(右)とニール(左)。
- OLBジュリアス・ペッパーズは2試合連続サック(QBを倒したのはトリッピングにも見えたがラインを突破したのはたしか)にくわえてロスタックル2回の大活躍。先発ディフェンスのMVPだろう。
- 先週3サックのOLBジェイロン・エリオットは今回もアウトサイドをスピードで抜いてサック。QBの目前に迫ってパスを叩き落とす好プレーも。
- 先発ILBはホークとブラッド・ジョーンズ。ジョーンズ負傷のせいか、第2Q途中からラティモアとバーリントンが1stチームに加わり、2ndチームになっても出場し続けた。3rdチームはジェイク・ドウティとコーリー・ジョーンズ。
ディフェンシブバック
- セーフティは先発がバーネットとハイド。第3シリーズからはハイドに代わってハハ・クリントン=ディクスが入った。2ndチームはハイドとクリントン=ディクスの組み合わせ。その後はバンジョーとリチャードソン。
- Sマイカ・ハイドは好プレーもあったが減点材料の方が多い。最初の40ydsTDランでは派手なミスタックルを犯し、第2Qにはパントリターンでマフ。RBマクファッデンをオープンフィールドで好タックルしたプレーもあったが。
- ヘイワード欠場のため、CBデヴォン・ハウスは1stチームのニッケルバック(守るのはアウトサイドだが)と2ndチームの右アウトサイドをプレーした。ロングパスで何度も狙われたが、パスブレークアップ3回の活躍。写真)。反則がないのも立派。
- いっぽうCBサム・シールズは2連続パスインターフェアの失態。
- 後半最初のシリーズで、6巡指名CBディミトリ・グッドソンは悪い意味で目立ってしまった。WRムーアのカバーで転んで40ydsパスを許し、直後にはイリーガルコンタクトも。WRジョーンズへの(幻の)TDパスを許した際はそれほど悪いカバーではなかったが、ボールが来たのが見えていなかった。
スペシャルチーム
- キックオフリターンは3回平均25.7yds。内訳は、RBハリス(34yds)、RBハリス(タッチバック)、WRドーシー(26yds)、WRドーシー(17yds)。
- キックオフリターンの1stチームは、WRドーシー、ILBバーリントン、Sクリントン=ディクス、Sバンジョー、CBブッシュ、FBクーン、TEテイラー、WRアダムズ、DEダニエルズ、RBハリス(リターナー)。
- 4巡指名OLBカール・ブラッドフォードはパント、パントリターン、キックオフカバレッジの1stチームに加わった。ロースター末端に残す価値があるかどうか、テストされたのだろう。
- パントリターンは3回平均6.0yds。内訳は、WRコブ(ノーゲイン)、Sハイド(見送り)、Sハイド(マフしたが自らリカバー)、Sハイド(18ydsのナイスリターン)、Sハイド(フェアキャッチ)、WRジャニス(うまく見送ってタッチバック)、WRジャニス(フェアキャッチ)。
- Pティム・マステイのパントは6回平均42.8yds、ネット平均41.7yds。十分なハングタイムがあり、相手にリターンを許さなかった。
- Kメイソン・クロスビーはFGを2回蹴って1回成功。41ydsは成功したが、53ydsはわずかに左に逸れた。今プレシーズンは4/5の成功率80%に。PATはすべて2ポイントを狙ったため、蹴る機会なし。
- キックオフはKクロスビーが担当。最初のキックオフは左アウトオブバウンズに蹴り出すミスだったが、その後はタッチバックが3回、コーナーに落とす巧みなキックが2回。
- カバレッジチームはビッグリターンを許さず、よい内容。キックオフカバレッジは2回平均21.0yds。パントカバレッジは4回平均わずか1.8yds。
反則は11回109ydsと非常に多かった。レイダーズの反則は9回84yds。
- 第1Q : Cトレッターのホールディング。CBブッシュのパントキャッチ・インターフェア。
- 第2Q : FBクーンのホールディング。CBシールズのパスインターフェア11yds。CBシールズのパスインターフェア18yds。RBハリスのフォルススタート。
- 第3Q : CBグッドソンのイリーガルコンタクト。RBハリスのフォルススタート。LGティラーのフォルススタート。LGティラーのフェイスマスク。
- 第4Q : OTアダムズのホールディング。
ケガ人
- NT B.J.ラジが右腕を痛めて途中退場。「初期診断では、ラジもヘイワード(欠場)も深刻なものでないと思う」とマッカーシーHC。試合後のラジは右上腕に大きなアイスバッグを巻いていた。
- ILBブラッド・ジョーンズが第2Q途中で負傷したようだが、情報はなし。
- 後半最初のシリーズでILBジャマリ・ラティモアが腕を痛めたがすぐに復帰。
- 第4Q初めにOGアンドリュー・ティラーが脚を負傷して退場。ヒザか足首かわからないが、重いかもしれない。
- ケガによる欠場者は、RBラジオン・ニール(ヒザ)、WRアブレデリス(ヒザACL断裂)、TEボスティック(右腓骨骨折)、OTバークレー(ヒザACL断裂)、DTガイオン(ハムストリング)、ILBトーマス(ヒザ)、CBヘイワード(ハムストリング)。
その他
- 今日のゲームキャプテンは、QBロジャース(オフェンス)、CBウィリアムズ(ディフェンス)、LSグード(スペシャルチーム)の3人。
- 試合前、Sチャールズ・ウッドソンのハイライト映像がビデオボードに映し出されると観客はスタンディングオベーション。後半初めにも場内アナウンサーの紹介でスタンディングオベーション。本人はすこし照れながら歓呼に応えていた。
- WRジェームズ・ジョーンズは試合後にWRネルソンやWRコブやベネットWRコーチと輪をつくって旧交を温めていた。