グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年8月14日
今夏最大の乱闘騒ぎが勃発。ハーフラインドリルの際にILBラティモアとLGシットンが乱闘となり、オフェンスとディフェンスが全員飛び出しての大騒ぎになった。それだけでは終わらず、キャンペンOLコーチとモスLBコーチが顔を突き合わせるように怒鳴り合っていた。こんなのは初めて見た、と記者たち。その後も、NTラジ対Cリンズリー、WRジャニス対CBデナード、CBブッシュ対RGラング、WRシェパード対Sリチャードソンと、小競り合いが繰り返された。
明日は休養日、明後日は軽い非公開練習。ラムズ戦後の休養日をはさみ、次の公開練習は18日(月)となる。
- DEジェレル・ウォージーがフィジカルに合格したらしく、ペイトリオッツとのトレードが成立した。ペイトリオッツは来年の7巡指名権を持っていないので、たとえ条件を満たしてもパッカーズが受け取る指名権は2016年以降となる。
- 乱闘についてLGシットン。 「パンチを出すのは賢くない。いや、すごく愚かなことだ。今日の僕は愚かだったのかも」
- おなじくWRネルソン。 「これもトレーニングキャンプの一部だと思う。みんなお互いに飽き飽きしてくるんだ。けっきょくは僕らは1つのチームなんだけどね。毎日お互いを押し合い続け、みな負けず嫌いなものだから・・・。負けた方はそれが気に入らないんだ」
- コーチ同士の怒鳴り合いについてジェームズ・キャンペンOLコーチ。 「今年のウィンストン(モスILBコーチ)は立派な顎ヒゲをはやしているから、間近で見せてもらおうと思ったんだ。まあ熱のこもった練習だったからね。なにも問題はないよ」
- オフェンス
- QBアーロン・ロジャースがスカウトチームでプレーしているところを見ると、次のラムズ戦はごくわずかの出場か。レッドゾーンドリルで2ndチームOL陣とプレーする珍しい場面も。マッカーシーHCは、QBロジャースを今週出場させることは明言したものの、その長さについてはコメントを避けた。
- QBマット・フリンはハンドオフの際に他の選手と交錯して足首を踏まれたが、さいわい大事には至らず。
- QBスコット・トルジーンはよくない1日。SリチャードソンとOLBハバードにインターセプトを献上した。
- マット・フリンとスコット・トルジーンの2番手QB争いについてヴァンペルトQBコーチ。「現時点ではまったくの未定だ。どちらもよくやっている。もちろんマットはこのシステムについて知識がある点が少しアドバンテージ。スコッティもオフシーズンを通してこのシステムを学び、フットワークやタイミングやルートのプログレッションといったものを習得してきている」 「スコッティの投げ方について我々が1つ修正させたのは、右ヒジを体によりタイトに保つことだ。よりコンパクトなモーションにすること。ドリルを重ね、改善されてきたよ」
- タイタンズ戦でQBトルジーンがファンブルしながらも、自分よりボールに近い相手ラインマンをいったん引っ張ってからリカバーしたことをコーチ陣が称賛している。 「見事だよ。あの瞬間にあれに気が付き、そして自分より大きな選手を引っ張る強さがあった。見事なプレーだった」とキャンペンOLコーチ。
- アウト・ルートを走った7巡指名WRジェフ・ジャニスが、QBトルジーンからのパス(オーバースロー気味)をサイドライン際でダイビングキャッチ成功。毎日1回はビッグプレーを見せている。練習終盤にはQBトルジーンから15ydsのTDパスも。
- 3巡指名TEリチャード・ロジャースはハーフライン・ドリルでしっかりしたブロッキング。
- ドラフト外のTEジャスティン・ペリロは好調をキープし、来たボールはすべてキャッチしている。プラクティス・スクワッドの有力候補だが、開幕ロースター入りの可能性さえ出てきたかも。
- ディフェンス
- ILBジョーンズ(歯の治療)が休みのため、ILBジャマリ・ラティモアが1stチームに。「ジャマリは序盤に何日か休んだが、よいキャンプを過ごしている。彼はベースおよびサブのパッケージで複数の役割がこなせる。スペシャルチームでも、ずっと中核選手であり続けている」とマッカーシーHC。
- ダイム隊形では、SバーネットとSクリントン=ディクスがセーフティに、CBウィリアムズとSハイドがスロット、CBシールズとCBハウスがアウトサイドに。
- キャンプを通して、上記ダイム隊形にCBケイシー・ヘイワードがいないのが謎とされてきた。しかしこれはCBハウスに経験を積ませるためのキャンプ用の布陣にすぎず、シーズンではCBヘイワードを起用することをウィットCBコーチがあきらかにした。「CBデヴォン・ハウスがハイレベルなレシーバーの相手をするのを見たかったからだ。ケイシーも見たいし、どの選手も見たい。序列を決めるためのものだ」
- Sショーン・リチャードソンが今夏3回目のインターセプト。ストップ・ルートのWRジレットに投げるQBトルジーンの動きを読んだ好判断だった。彼は$2000ドルのJUGSマシンを自費で購入し、オフシーズンには従弟に手伝ってもらってキャッチング練習を重ねてきたという。
- スペシャルチーム
- パントリターナーは、Sハイド、WRコブ、CBウィリアムズ。パントカバレッジ練習でのスカウトチームでは、WRジャニスもリターナーを務めた。
- キックオフリターナーは、RBハリス、Sハイド、RBパーキンス。
- Kメイソン・クロスビーがフィールドゴール練習で久々に失敗。42ydsと53ydsをどちらも右に失敗し、最後に54ydsを成功。4/6で練習を終え、今夏のトータルは38/42の成功率.905。
- ケガ人情報
- CBライアン・ホワイト(ドラフト外)が途中退場。足首の捻挫か。
- 2日間休んだWRダヴァンテ・アダムズ(手首)が復帰。
- ILBブラッド・ジョーンズは歯の治療を受けた直後のため見学組に。
- 見学組は、RBラジオン・ニール(ヒザ)、WRアブレデリス(ヒザACL断裂)、TEライエラ(ヒザ)、OTバークレー(ヒザACL断裂)、DTガイオン(ハムストリング)、ILBジョーンズ(歯医者)、ILBトーマス(ヒザ)。
- ESPNの集計によると、パッカーズは2011年・2012年ドラフト組で残っているのが18人中7人だけ。38.9%はNFL最下位となっている。(NFL平均は60.4%)