グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年7月31日
休養日が終わり、今夏2回目のフルパッド練習。OLBマイク・ニール(腹部)がPUPリストから外れて初参加したが、Sモーガン・バーネットが足首を痛めて途中で退いている。
- 昨日レイヴンズから解雇されたWRジェラード・シェパード Gerrard Sheppard をウェイバーで獲得し、これでロースターがぴったり90人となった。コネチカット大からFCSのタウソン大に転校した選手。昨年ドラフト外でレイヴンズに入団し、プラクティス・スクワッドでシーズンを過ごした。身長6-2(188cm)、体重211ポンド(96kg)のサイズがある。
- ファンが写した番記者たちの様子。パッカーズの地元メディアは質・量ともに素晴らしく、選手たちの一挙手一投足を事細かにツイートや報道してくれるのでありがたい。
- オフェンス
- この日も練習の初めはオフェンス選手が屋内練習場に。
- 珍しくQBアーロン・ロジャースにパスミスが多かった。それでも最後の2ミニッツ練習(今キャンプ初)では、4thダウンでTEボスティックに1ydのTDパスを通している。
- QBスコット・トルジーンはレッドゾーンドリルであわやインターセプトのパスミスをしたり、ポケットでなぜかボールを落としたり。 「ここまでの4日間ではあきらかにQBマット・フリンに軍配」とPress-Gazette紙。
- 2TEではなく3WR・1TE隊形になるとTEブランドン・ボスティックが1stチームに入るパターンが多い。「彼はより大きく、より強くなっている。ただ健康でい続ける必要があるだけだ。彼の成長を我々は喜んでいる。今日も素晴らしいキャッチがあった。ランブロッキングは向上させなければならないが、その能力はある」とマッカーシーHC。
- 5巡指名WRジャレッド・アブレデリスはCBブッシュ相手の1on1ドリルでシャープな動きを連発した。
- レッドゾーン・ドリルでの5WR隊形の顔ぶれは、ネルソン、コブ、ボイキン、2巡指名アダムズ、クリス・ハーパー。
- レッドゾーン・ドリルでRBエディー・レイシーがアウトサイドのランで12ydsのタッチダウン。ある記者によると、「今夏初めての2バックセットかも」とのこと。
- RBドゥワン・ハリスの役どころについて聞かれたマッカーシーHC。「RBたちはすべて3ダウン・プレーヤーとなるよう鍛えている。RBを交代させるとき、この選手はあれができないこれができない、ということでは困るから」
- RG T.J.ラング(肩)は引き続き制限付き。ただしコンタクトありの個人ドリルや、チームドリルにも一部参加するようになった。ドン・バークレーは1stチームの代役右ガードだが、2ndチームの右タックルもプレーしている。
- C J.C.トレッターについてマッカーシーHC。 「常にミスなしでいけるわけではない。それだけに、彼は練習でたくさんのスナップ数をこなすことが必要だ。頭脳面について言えば、彼ほどよく準備ができている選手は他にいないはずだ」
- 5巡指名Cコーリー・リンズリーは、DEボイド、DEジョーンズら相手のパスラッシュドリルで3連勝。2日間で5勝0敗。 「すごく感心しているよ。とても嗅覚に優れているようだ。前にいる敵が離れていったときの目の動かし方とか、そういった細かい部分がいい。力もしっかりある。よいプレーヤーだ」とLGシットン。
- ディフェンス
- 1stチームディフェンスの顔ぶれは基本的にこれまでと変わりなし。ただしSモーガン・バーネットが足首をひねり、、練習後半は見学に回った。
- Sバーネットが退いた後の1stチームにはSクリントン=ディクスとSハイド。この組み合わせは初めてだ。また、この日はSバンジョーに代わってSショーン・リチャードソンが2ndチームに入った。
- Sハハ・クリントン=ディクスはWRコブの弾いたパス(ビハインドだった)をキャッチできず、初INTのチャンスを逃した。
- CBデヴォン・ハウスは好調なプレーを続けていて、この日はQBロジャースからWRネルソンへのバックショルダーをブレークアップする好カバレッジもあった。 「オフシーズンから続いているのだが、今年は彼にとってプロ入りして以来最高の年だ。一昨年は先発争いをリードしながら、プレシーズンのSD戦で不運なケガを負った。入団したときは粗削りだったが、順当に進歩してきた」とマッカーシーHC。
- ジョシュ・ボイドが1stチームのノーズタックルに入る場面あり。
- NT B.J.ラジは1on1のランブロックドリルでCトレッターとCリンズリー相手に連勝するなど今日も好調。 「彼は素晴らしい体ができている。キャンプイン時の体調と体重に、トレーニングスタッフはとても喜んでいた。役割が変わったこともB.J.の助けになっている。彼にとってより自然な仕事だ」とマッカーシーHC。
- パスラッシュドリルでDEマイク・ダニエルズは控えOL陣相手に3連勝。先発組でないと相手にならない。
- 今年さらに減量したOLBマイク・ニールは、昨年と違い、パスシチュエーションでDTとしてラッシュする仕事はなくなるらしい。この日のパスラッシュドリルでも、ブルラッシュよりスピードで勝負していた。
- ダイム隊形(1ILB)ではILBホークが退きILBブラッド・ジョーンズがフィールドに残っている。
- 2年目のILBサム・バーリントンはフルパッド練習になって存在感を増している。
- スペシャルチーム
- キックオフカバレッジの1stチームはルーキーなし。TEテイラー、RBハリス、ILBラティモア、OLBパーマー、CBシールズ、CBヘイワード、CBブッシュ、CBハウス、Sバンジョー、Sリチャードソン、Kクロスビー。
- 2ndチームではPティム・マステイもキックオフを蹴っている。飛距離そのものはKクロスビーを上回るので昨季前半は彼が担当していたが、第8週MIN戦で新人WRパターソンにリターンTDを喰らって以降はKクロスビーが専任に。
- パントカバレッジの1stチームは、CBブッシュ、CBハウス(この2人がガンナー)、RBスタークス、TEボスティック、OLBパーマー、ILBラティモア、ILBジョーンズ、Sクリントン=ディクス、Sハイド、LSグード、Pマステイ。
- ガンナーの2ndチームはWRドーシーとCBヘイワード。
- WRマイルズ・ホワイトはパントを3回もマフ。ようやくキャッチに成功したときは、スタンドから皮肉めいた歓声が上がった。
- ケガ人情報
- Sモーガン・バーネットが足首をひねり、練習後半は見学した。ただ、足首をアイスパックで冷やしたりすることもなく見学していたので、重いものではなさそう。
- ドラフト外ルーキーのSタナー・ミラーも足首を痛めて途中退場。
- OLBマイク・ニールは腹部のケガが回復し、PUPリストから出て練習にフル参加。2011年から昨年までは、「PUP明けの2日間はフルパッド練習できない」という規定があったが、今年はNFLと選手会が合意して規定を撤廃している。
- 2日間休んだILBジャマリ・ラティモア(胃)も練習に復帰。
- その他の見学組4人は変わりなし。WRジャニス(体調不良)、DEウォージー(腰)、DTガイオン(ハムストリング)、OLBペリー(足/ヒザ)。
- WRジェフ・ジャニスの病気について聞かれたマッカーシーHCは詳述を避けた。「私には説明できない。復帰はさほど遠くないと思うが」
- DEジェレル・ウォージーは、5月にウェイトトレーニング中に腰を負傷して手術を受けたとのこと。「感じはいいよ。走ったりウェイトを挙げたりするのはできてるし、元の自分に戻ってきている感じ。復帰時期は球団側の判断しだい。明日かもしれないし来週かもしれない」と本人。
- キャンプ練習ではどこを見ているか、という質問にトンプソンGM。 「チームのすべてをつかもうとしている。一度にすべてやろうとしてもダメだから、毎日いくつかのグループ(ポジション)に注目し、3日か4日ですべてのグループを消化することにしている」
- 元RBジョナサン・フランクリンは今日もフィールドに姿を現している。
- RBエディー・レイシーがスポーツ・イラストレイテッド誌のファンタジー特集号の表紙に(写真)。4つの地域で異なる選手になっているうちの1つ。